【2017年4月12日】富士ゼロックスアジアパシフィックは、Durst Industrial Services Pte. Ltd.社(ダースト)と提携、デジタルラベル印刷ビジネスに参入する。
富士ゼロックスアジアパシフィックは、富士ゼロックスの同地域での営業・マーケティングを統括する関連会社。
今回、ダーストのデジタルラベル印刷機「Durst Tau 330」シリーズの独占販売契約をオーストラリアとニュージーランド、中国(台湾と香港を含む)で締結。
またシンガポールとタイ、インドネシア、フィリピン、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、カンボジアでは非独占販売契約を締結した。
「Durst Tau 330」は、UV硬化方式を採用したインクジェット(IJ)式デジタル印刷機。UV硬化型IJは速乾性が高く、毎分37メートルの高速フルカラー印刷と、1,260 dpiの高解像度を実現。また、熱をかけずにインクを硬化させるため、フィルムなどの伸縮しやすい素材へのプリントにも適性がある。
富士ゼロックスアジアパシフィックは「UVデジタルインクジェット式ラベル印刷機のDurst Tau 330を提供することにより、『これまで時間を要していた従来方式による印刷作業を、高い利益を生む印刷ビジネスに転換させたい』という、印刷業に高まりつつある要望に応える」としている。
今回の提携では、デジタルラベル印刷(カラー)の市場規模が21%の成長(年複利成長率)を続け、2020年には11億8500万ドル(InfoTrends推計)に達すると予測されるアジア・パシフィック地域や中国でデジタルラベル印刷機の販売を進める。
問い合わせ先は富士ゼロックス広報宣伝部(☎03-6271-5120 )まで。
ダースト社Labels and Packaging Printing部セグメントマネジャー Helmuth Munter氏
このたびダースト社と富士ゼロックスアジアパシフィックが提携関係を結んだことは、マーケットリーダーである両社にとって最良の選択と言えるでしょう。富士ゼロックスの持つ幅広い販売網を通してアジアパシフィック地域における市場拡大を目指し、お客様に付加価値を提供して参ります。
富士ゼロックスアジアパシフィック プロダクションセールス&マーケティング部長 Steve Ford氏
ラベルやパッケージ印刷は、個人消費や人口の増加に比例して成長する市場です。現在、この市場でデジタル印刷の浸透度は低いものの、印刷業のお客様は、成長が期待できるデジタルラベル印刷へとビジネスの幅を広げ、事業の多角化をはかろうとしており、信頼性の高い包括的なソリューションを当社に求めています。今回の提携によって、こうしたお客様の事業拡大と成長に貢献できると考えています。
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