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【レポート①】「page2020」の見どころ 大判プリンタ多彩に! ミマキ、エプソン、武藤、ローランド、SCREEN 、ビーエヌ

【2020年2月6日】「page2020」(主催:日本印刷技術協会)が昨日2月5日、サンシャインシティコンベンションセンターで開幕した。
開催は明日2月7日(金)まで。

「page」は、毎年開催では日本最大級の印刷メディアビジネス総合イベント。
展示会にはプリプレスからポストプレス、さらに印刷会社まで、166社(573小間)が出展し、最新の技術や製品、サービスなどを展示している。
プリント&プロモーションでは、デジタルプリント関連を中心に展示会の見どころを紹介する。

【レポート②】「page2020」の見どころ 産業用プリンタは加工と連携 リコー、キヤノン、京セラ、理想科学、コニカミノルタ、富士フイルム、コダック

【レポート③】「page2020」の見どころ 後加工機は省力化を目指す ムサシ、コムネット、ホリゾン、グラフテック、ダック、エスコ

 

レポート①

ミマキエンジニアリングは自社のプリンタやカッティングプロッタに加え、他社製レーザー加工機も組み合わせて展示している。

「UCJV300-160」は、厚さ20μmのメディアへ出力実演し、12μmメディアへの出力サンプルを展示している。このほか、明るさでデザインが変わる「リライトプリント」や、カメラのフラッシュで絵柄が浮かび上がる「フラッシュプリント」なども同機で出力したサンプルを紹介している。

フラットベッドタイプのUV機「UJF-7151Plus」はカッティングプロッタ「CFL-605RT」やトロテック社製のレーザー加工機「Speedy36」と組み合わせて、サンプル作成を行っている。

エプソン販売の「SC-P9550」は、2019年12月発売。ヘッドを大きくしたことから出力速度が向上している。
また、「SC-S80650L」は、インクタンクを増量し、インク交換のダウンタイムを抑制した製品。ベストセラー「SC-P80650」の後継機種として人気が高い。

武藤工業の「ValeuJet628MP」は、メディア対応力が幅広い「マルチパーパス(MP)インク」を搭載。印刷で使用する用紙に直接プリント可能で、本紙校正で活用できる。ORISでの色合わせにも対応するようになり、本格的な印刷校正が可能になった。

 

ローランド ディー.ジー.の「VarsaUV LEC2-300」は新ヘッド搭載で、細線表現が優れている。サンプルではクリアインクのプリントを用意し、双方向(ヘッドの往復)プリントでもエッジの立った表現ができることをアピールする。

SCREEN GPジャパンは、昨年10月に発売されたプルーフ用の大判プリンタ「ProofJetF1100SQ」を展示している。
同機は水性インクの商業印刷モデルで、CMYKに加えLc、Lbkを追加しており、さらに今後蛍光ピンクがリリースされる予定。
校正としてはもちろん、実用機としても採用可能で、1時間の出力枚数は菊全の場合11枚。自動給紙装置がついており、無人での連続運転にも対応する。

ビーエヌテクノロジーの段ボールプリンタ「XANTE Excelagraphix4800」は、水性インクを採用し、段ボール1枚を約2秒でプリント可能。すでに日本で12台を販売しており、段ボール加工業などで活用されている。オートフィーダーを搭載しており、無人での連続出力を可能にしている。価格は約2500万円、1枚十円程度でプリントできる。

 

日本製図器工業は特殊なIJプリンタや、3Dプリンタを出品している。
「DIMENSE(ダイメンス)」は、インクジェットでフルカラーに加えて、エンボスを表現できるプリンタ。壁紙などの作成に向いており、すでに日本でも導入企業がある。

このほか、ミマキエンジニアリングの3Dプリンタ「3DUJ-553」とドイツ英のスキャナを組み合わせ実演し、シカのオブジェを造形している。

レポート②に続く

【レポート②】「page2020」の見どころ 産業用プリンタは加工と連携 リコー、キヤノン、京セラ、理想科学、コニカミノルタ、富士フイルム、コダック

【レポート③】「page2020」の見どころ 後加工機は省力化を目指す ムサシ、コムネット、ホリゾン、グラフテック、ダック、エスコ

開会式の様子などは以下から
https://p-prom.com/events-and-exhibitions/?p=38984

 

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