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速報レポート1「FOOD TABLE in JAPAN 2017」 デジタル化で現場を支援! 「パナソニック」「共同印刷」「イシダ」

【2017年2月17日】「FOOD TABLE in JAPAN 2017」が2月15日から今日17日まで、千葉市美浜区の幕張メッセで開催されている。

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同展示会は小売りや流通、外食と、そこで販売される食材などにかかわる4つの展示会(「スーパーマーケット・トレードショー」「こだわり食品フェア」「デリカテッセン・トレードショー」「外食 FOOD TABLE」)からなるイベント。プリント&プロモーションでは、店頭装飾や販促関連、包装資材などにフォーカスしレポートする。

 

パナソニック 電子端末活用し「メニュー」「案内」に力

パナソニック(7-417)は、店舗内で活用できるさまざまシステムを展示した。
参考出品の「KIOSK端末」はプロジェクターで映し出されたメニューにタッチし決定すると、商品を注文できるレストラン用のサービス。指で触った部分を、別に取り付けられたセンサーが読み込み、商品を確定する。
このシステムは2017年中に実証実験を行い、商品化につなげていくとしている。

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多言語案内ソリューション「トランスレッツ」は、スマートフォンなどの専用アプリを利用し、カラーコードを読み込むことで、表示物の多言語化を行うシステム。
外国人観光客は自国語で情報を取得できる利便性があり、一方の商業施設などは顧客属性情報や、商品への接触、施設内の回遊ルートなどを把握できる。

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すでに京都駅ビルや自治体などで導入があり、観光客への情報配信で活用されている。
年間の使用料は約100万円(50コード使用の場合)、初期費用は約30万円。

このほか、光ID送信機能付サイネージディスプレイ「LinkRay」なども展示した。

 

共同印刷 販売促進ソリューションは「宅配ボックス」と組み合わせで効果

共同印刷(FNS-03)は、多言語・オムニチャネル対応の販売促進ソリューション「MY SHOPPING CONCIERGE(マイ・ショッピング・コンシェルジュ)」をデモンストレーションしている。
「MY SHOPPING CONCIERGE」は、スマホアプリと連動し、多言語情報のやり取りができることはもちろん、ショッピングの決済も可能。

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同じく展示していたスマホで開閉が可能な「スマート宅配ボックス」との組み合わせで、アプリを使って購入した商品をリアル店舗の「宅配ボックス」で取り置き。買い逃しと売り逃しをなくし、店舗外に設置すれば開店中に来店できない顧客のフォローにも対応できる。

「MY SHOPPING CONCIERGE」はハウステンボスで導入されており、園内観光中の買い物の決済はもちろん、宿泊先まで届けるサービスなどで活用されている。

商業施設はもちろん、商店街や商工会議所などの団体から引き合いが来ており、インバウンド市場や2020年の東京五輪などを追い風に導入を増やしそうだ。

 

自動化で新提案 参考出品の2システムに注目

イシダ(5-311)は、参考出品でユニークな提案をしている。
「人工知能とロボットで無人包装に挑戦」と題した展示では、双腕のロボットが肉や魚の模型をいれたトレーをラップで包むデモンストレーションを行った。
速度は1分1パックレベルだが、機構の改良でスピードアップすれば、省力化に貢献できるという。

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同じく参考出品の「デジタル作業指示システム」は、音声と画像により、商品に貼るラベルを指示する作業サポートシステム。
一般の作業者はもちろん、近年増加している外国人の作業員を支援でき、日本語の理解が浅い場合でも、モニターに映る画像と照らし合わせることで貼り間違いを防止し、万が一貼り間違えそうになった場合も検知し警告する。
担当者は「当社が工場で活用しているデジタル屋台の応用。今回の反応を見ながら商品化を目指したい」と話す。

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速報レポート2「FOOD TABLE in JAPAN 2017」につづく

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