【2016年2月3日】印刷関連の総合展「page2016」が今日2月3日(水)、東京都豊島区のサンシャインシティコンベンションセンターで開幕した。主催者は日本印刷技術協会(JAGAT)。
同イベントは見本市とカンファレンス、セミナーを行う印刷関連の総合展。29回目となる今回はテーマを「未来を創る -メディアビジネスの可能性を拡げる-」とし、145社(510小間)が出展している。開催期間は2月5日(金)まで。
主催者あいさつ
3日には午前9時30分から開会式を開催。まず、JAGATの花﨑博己副会長が開会の辞を述べ、続いて主催者を代表し塚田司郎会長が以下のようにあいさつした。。
「今年の展示会のテーマは『未来を創る』。昨年、同名の書籍を当協会で刊行したが、本当に印刷業界が未来を創るにはどうしたらいいかという議論をこれまで重ねてきた。印刷物は少量多品種になったと言われてきたが、今はさらに限られた時間の中で製品がダイナミックに変化する時代になった」
「最新のインクジェットテクノロジーは、画数多く、切れが求められる日本語の品質要求に応えられるようになってきた。また、印刷会社はモバイルやネットでの受発注、マネジメント、セキュリティー、イベント運営能力も求められるようになった」
「地域発生的なフリーペーパーや特産品などの印刷もある。展示会では印刷会社が発行するフリーペーパーの展示ゾーンも設けた。多くのカンファレンスやセミナーも用意している。変化の激しい時代になんらかの強いモチベーションを得られるような内容にしたので、多くの方の来場を願っている」
来賓祝辞
来賓では経済産業省商務情報政策局文化情報関連産業課の平井淳生課長があいさつし「技術革新が目覚ましく、IoTはスマホを典型的とし、世の中のものに新しい意味を持たせるようになった。印刷技術を取り巻く環境も変化している。経済産業省では昨年、新しい産業を応援する意味でIoT推進ラボを開設した。メディアを扱うみなさんからの提言をいただきたい。日本の持つ優れたコンテンツの海外展開も進める。補正予算では中小企業支援事業も盛り込んでいる。ぜひ積極的に活用していただきたい」と述べた。
また、日本印刷産業連合会の稲木歳明会長は「本展示会を主催するJAGATは印刷関連のシンクタンクとして、またセミナーの開催や資格事業を行い、印刷関連の人材の育成にも貢献してきた。今回は未来を創るというテーマで、多くの企業が出展していえる。新たな事業展開が提案される商談の場として活用されることを祈る」と祝辞を述べた。
この後、テープカットが行われ、華々しく「page2016」が開幕した。
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