【2017年1月6日】帳票電子化の進展によるビジネスフォーム市場の縮小や異分野の企業との競合など、当社が置かれた状況は決して楽観できるものではない。特にここ数年、電子化の加速のみならず、我々を取り巻く環境があらゆる局面で大きな「転換点」を迎えていると強く感じる。しかし電子化の急速な進展は、当社にとって新事業創出のチャンスでもある。
当社が得意とするフォームマネージメント、そして情報加工技術を活用することで新たな領域へと踏み出すチャンスが生まれるからである。
そんな中で当社が頭一つ抜きん出るための最大の強みは、紙領域で蓄積してきたノウハウとこれまで培ってきた情報加工技術にある。
このアドバンテージを最大限に活かすことで、紙と電子の両面から柔軟なフォームマネージメントを提供できる、唯一無二の存在となることができる。
さらに磨きをかけて「デジタルハイブリッドのトッパンフォームズ」としての存在感を市場にあまねく浸透させ、そして当社の企業価値向上につなげていく。
当社はこれまで、ピンチと思われるような市場構造の変化をひるむことなく捉えて新ビジネスを生み出し、成功、失敗、ともに経験しながら成長を続けてきた。「これからも情報に関するビジネスは全て我々が事業化する」、それぐらいの意気込みを持って、大競争を勝ち上がっていきたい。
そしてビジネスにおける我々の力量に自信を持つことも忘れてはならない。
当社には経営信条「三益一如」に掲げる通り、脈々と受け継がれるパイオニア精神がある。
設立当初、国内に市場すら存在しなかったビジネスフォームを日本に根づかせ、今日に至るまで業界の発展をけん引し、全国のお客さまと強固な信頼関係を育んできた先人たちの英知、情熱、行動力。それを私たちはしっかりと受け継いでいる。
初夢で見ると縁起が良いとされるものに、「一富士二鷹三茄子」がある。由来には諸説あるが、この中の「鷹」は「高い」の掛詞であり、さらに「可能性の広がりや自由な行動力の象徴である」とされている。
鷹のように高い視座から物事を俯瞰できるよう個の力を磨き、組織の総合力を高め、次世代を切り拓くパイオニアとして、グループ一丸となって新たな領域へと挑んでいく。
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