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MTJN「デジタル加飾ソリューションセミナー」リポート① 印刷がキラキラ「Scodix S75」は心を動かすデジタルニス


【2015年7月27日】デジタル印刷機を導入したいと考える印刷業者は多い。しかし、「後加工では結局、版や刃型が必要」「印刷機とは別にアナログラインでの加工になり二度手間」という声がある。その課題を解消できる可能性がある製品の解説セミナーとデモを行う「デジタル加飾ソリューションセミナー」を、メディアテクノロジージャパンが7月23日、24日、東京都江東区越中島のホワイトカンバスMON-NAKAで開催した。
今回は、デモンストレーションを行ったデジタルエンボス加工機「Scodix S75」とレーザー加工機「motioncutter」の2機種を2回に分けてリポートする。

 

「Scodix S75」はUVインクジェット方式を採用したデジタルエンボスシステムで、版を使わずに、ニス加工はもちろん、70㎛という超厚盛による点字風の盛り上げ加工(オプション)までをワンパスでできる。版を使わないため安価で短納期に対応、パターン塗工にも自在に対応可能だ。

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メタリックインキなどと組み合わせれば、疑似的にブロンズメタリックやシルバー、ゴールドなどのメタリックカラーを高い輝度で表現できる。

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スコディックスジャパンの杉山伸一社長はセミナーで「購買候補者に対する最後の一押しには、高級感のある印刷物が高い効果を発揮する。視覚に加えて、触り心地でも高級感が分かるのがScodixによる加工の強み」と話し、コカ・コーラやイーベイ、フェラーリなど海外で採用された事例を紹介した。
データの制御はアドビ社のイラストレーターを使い、特色としてニス加工部分を指定する。

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ほぼ、損紙がなく、版も必要とせず、正確で繊細なニス加工が可能な点は、デジタル印刷機の後加工機としては、必要条件をクリアしている。実際、加工された製品サンプルは美しく、印刷物による販促品としては最上級ともいえる仕上がり、高価な商品を買う人への最後の一押しとなりうる存在感がある。
一方、加工速度は1時間に最大400枚(枚葉、B2サイズ)と小ロットと限定という印象を受けた。シリーズには最大1,250枚まで加工可能な機種もある。
価格は展示されているScodix S75が約4000万円。

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デモなどの問い合わせはメディアテクノロジージャパン(☎03-5621-8266)まで。

リポート②につづく


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