【2016年3月16日】spice life(スパイスライフ)は3月3日、人の思いを支援するTシャツのネット販売「STEERS(ステアーズ)」のサービスをスタートした。
STEERSは、Tシャツを介した新たなクラウドファンディング。
ネット販売システムを活用し、「パートナー」と呼ばれるユーザーがリスクなく、Tシャツの販売でさまざまな資金集めにチャレンジできるというもの。
運営するspice lifeはファッションカスタマイズEC「TMIX(ティーミックス)」を運営しており、これまでにTシャツなどオリジナルテキスタイル製品25万着以上を販売している。吉川保男社長にSTEERSオープンについて思いを語ってもらった。
Tシャツで行う気軽なクラウドファンディングとは?
ネットを使ってさまざまなビジネスやボランティア資金を集めるクラウドファンディングが注目されていますが、もっと手軽に誰もができる資金集めを実現したかったんです。
そこで、当社のTシャツ製造・販売システムを使ってもらえればと思いSTEERSを始めました。
Eコマース(EC、ネット上の店舗)を作ればTシャツの販売は可能でしょうが、やはり普通の人にはハードルが高いでしょう。ECなどを作らなくてもTシャツの製造、販売、配送までをできるシステムを用意しておけばその上で、共感できる“何か”を呼びかけて、さまざまな資金集めに使ってもらえると思ったのです。
どんな資金集めに使うの?
本当に何でもいいんです。クラウドファンディングなんていうと構えてしまいますが、もっと気軽な目的でいいと思います。
「店舗オープン記念にTシャツを作って、オープニングパーティーの費用にする」
「結婚式の2次会資金のために参加者に買ってもらう」
という私的なことで、仲間に呼びかけるのでも構いません。
「野鳥の保護」なんていう社会貢献的なことももちろんいいと思います。
なぜ、Tシャツが間に入るの?
ウィキペディアの募金ってしたことあります?あの画面の上の方に出てくるやつです。
ないですね
僕の周りに聞いても、あれを払ったという人は誰一人いません(笑)。
いや、ウィキペディアは素晴らしいし、誰かが寄付で支えなきゃならないと思うけど。なぜかあれが、画面に表示されると「また今度」「いずれする」と思っちゃう。
そこで「なんでか?」と考えたのです。
確かに寄付したことがないウィキペディア
あそこでクリックして、いくらかのお金を寄付したとしても、それってその後、どうにもなりませんよね。ウィキペディアの端っこに名前が出るとかもないですし(笑)。
だから、みんな寄付しないんです。
せっかく寄付したんだったら、何かその“参加の証”みたいなものを残したいと思いませんか?
それがTシャツだったら、わりとみんな喜んでもらえると思ったのがこのSTEERSを考えたきっかけです。
デザインも簡単にできるの?
基本的にはTMIX(ティーミックス)」と同じです。アドビのIllustratorなどを使わなくても簡単にデザインができます。ロゴや写真も入れられますし、メッセージもプリントできます。
簡単につくれば数分でTシャツのデザインはできてしまいます。
どんな流れ?
Tシャツの色を決め、「おもて」と「うら」のデザインをします。
さらに「価格」と「販売目標数」「募集終了日」を決め、最後に「販売の理由」を書き込めばできあがりです。
その後、当社の社員が審査してアップという流れになります。
最低目標枚数は5枚からで、目標数に達しない場合は作成されませんから、在庫を持つリスクもありません。最低販売金額は1750円(最高は99万9999円)に設定してあり、1750円から上乗せした金額がパートナーの資金となります。
最終的な目的のようなものは?
このようなコミュニティーづくりができればうれしいですね。
社会貢献やクラウドファンディングという堅苦しいものじゃなく、自分たちが楽しむためにTシャツを利用してほしいです。
「あ!それ着てるってことは、○○に寄付した?」とか
ご当地アイドルの卒業記念Tシャツ
「そのTシャツ持ってるなら、○○さん知ってるよね」なんていう風に分かり合えるという。
なにかに寄付したことが「着ていればわかる」というのはTシャツのいいところだと思うのです。
特に日本人は「寄付」の文化がないですし、寄付と言われると構えてしまう、そんな人たちにカジュアルな形で、「共感したもの」にちょっとだけ協力してもらえるのではないでしょうか。
子どもたちや学校がSTEERSを利用して社会の仕組みやビジネスを学ぶような取り組みもできたらうれしいです。STEERSはリスクゼロ、コストもゼロでTシャツを販売できるので、ビジネスを学ぶという視点で勉強になると思います。ある期間内に5枚以上売れたら製品化され、売れなかったら製品化されない。非常に安全な環境で成功や失敗の体験を味わえるわけです。そういう場は日本にはないですから。
また、一つのことを今から始めようとした人が、第一歩を踏み出す手助けになればいいとも思っています。
懸命に何かに取り組んだ人が報われるシステムを作りたい、という思いはずっと持っていました。
これをきっかけにその取り組みを広げていければいいと思っています。
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