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日本広告業協会 「2022年クリエイター・オブ・ザ・イヤー賞」「第58 回吉田秀雄記念賞の個人賞・グループ賞」「第52回懸賞論文」の受賞者

【2023年3月25日】日本広告業協会はこのほど、「2022年クリエイター・オブ・ザ・イヤー賞」「第58 回吉田秀雄記念賞の個人賞・グループ賞」「第52回懸賞論文」の受賞者を発表した。

 

クリエイター・オブ・ザ・イヤー賞

「2022年クリエイター・オブ・ザ・イヤー賞」は3月8日、クリエイティブ委員会による審査会にて受賞者を選出し、第332回理事会で決定した。

同賞は、同協会会員社の中で「クリエイティビティを発揮して顧客や社会の課題解決をする施策の実施までを牽引。広告会社の価値向上や機能の拡張につながるクリエイティブワークを、1年間に複数、生み出したクリエイター個人を表彰するもの」で、1989年創設以来、今年度で34回目を迎える。

今回は電通の栗田雅俊氏が選出された。
栗田氏は、コロナ禍の飲食店が抱える課題に対し、見る人の心を動かすクリエイティブアイデア・表現力で世の中のうねりを作り、解決に導いた。また、広告会社のクリエイティブの原点ともいえる人の気持ちに届くクオリティで、社会に希望をもたらしたことが評価された。

表彰は、5月31日に開催予定の2023年度定時総会贈賞・表彰式で行う。
また、同時にJAAAレポート臨時増刊号『2022年クリエイターズ・オブ・ザ・イヤー特集』を発行し、受賞者並びにノミネートを広く紹介する。

今回も「広告会社の価値の向上につながる『課題解決のアイデア』『クリエイティブのレベルを引き上げるクオリティ』『クリエイティブの領域の拡張性』が優れていること」の3つを基準に厳正な審査がなされた。
2022年は、会員各社の選考を経てノミネートされた25名(18社)のクリエイターから、別紙の通りクリエイター・オブ・ザ・イヤー1名、メダリスト7名が選ばれた。

クリエイター・オブ・ザ・イヤー賞受賞者一覧

2022CREATOROFTHEYEAR
・栗田雅俊
電通zeroクリエーティブ・ディレクター/CMプランナー/コピーライター

2022CREATOROFTHEYEARMEDALIST
・宇佐美雅俊
TBWA\HAKUHODODisruptionLab/CreativeDirector
・奥山雄太
SIX/博報堂クリエイティブ・ディレクター
・細川万理
ADKマーケティング・ソリューションズEXデザインセンター
クリエイティブ・ディレクター/コピーライター
・吉川隼太
電通FutureCreativeCenter/第2CRプランニング局
グループ・クリエーティブ・ディレクター
・中野仁嘉
博報堂クリエイティブコンサルティング局坂本チームPRディレクター
・新井勝也
TBWA\HAKUHODODisruptionLab/CreativeDirector/SeniorArtDirector
・稲村陽一
グレイワールドワイドアソシエイトクリエイティブディレクター/アートディレクター

 

第58 回吉田秀雄記念賞

同協会は、「第58 回吉田秀雄記念賞」の個人賞・グループ賞の受賞者が下記の通り決定した。グループ賞は 4 年ぶりの選出となった。

吉田秀雄記念賞とは、同協会の前身である日本新聞放送広告業者協会の幹事長として、日本の広告業界の近代組織化を図り、その質的向上によって今日の広告産業を築きあげた、吉田秀雄氏(元電通・社長) の偉業と功労をたたえ、業績を永く記念する為に、昭和 39 年に制定されたもの。

個人賞は、神田橋治氏( TOMOE 代表取締役社長)が受賞した。
なお、贈賞式は 5 月 31 日開催の 2023 年度定時総会後の記念式典にて行う予定。

個人賞
神田橋治氏( TOMOE 代表取締役社長) 1948 年生 74 歳
〔略歴〕
1972年3月 中央大学卒業
1972年3月 巴弘告社入社
(2006年商号を TOMOEと変更)
1993年1月 同社 営業本部営業局長
1997年3月 同社 取締役営業局長
2004年3月 同社 常務取締役営業本部長
2005年3月 同社 代表取締役社長

〔協会役職〕
2007年7月~ 当協会理事
2016年6月~ 当協会運営委員・吉田秀雄記念賞選考委員会
2016年~2018 年 広告問題研究委員会担当理事
2019年~ ビジネス統括委員会担当理事 現在に至る

贈賞理由
2007 年協会理事に就任。以来、長きにわたり協会運営に貢献し、広告業界の発展向上のために尽力している。
2016 年に運営委員会並びに吉田秀雄記念賞選考委員会の委員と、広告問題研究委員会担当理事に就任。2019 年からは、ビジネス統括委員会の担当理事に就任し、統括する各事業委員会の活動を承認するとともに理事会において、業務報告を行い協会運営に貢献した。

 

第52回懸賞論文

第52回「懸賞論文」は、3月2日、3日の本協会懸賞論文委員会の最終審査会にて入賞・入選者を選出し、第332回理事会において承認、決定した。
同賞は、当協会会員社における実務に根差した主張や提言を広告業界に反映させるという趣旨で1971年に第1回の募集が開始され、今年度で52回目を数える。

応募は、「論文」の部 課題「広告と幸福」に22編、「私の言いたいこと<一般部門><新人部門><プレゼンテーション部門>」の部に162編、計184編だった。テーマ性・独自性・具体性・表現力の4つの審査基準のもと、厳正なる審査の結果、「論文」から金賞・銀賞・銅賞の3作品、「私の言いたいこと」からは入選5作品が選出された。

金賞は、福永琢磨氏(電通)の作品『広告のパーパスとは何か ~「主体性」こそが幸福への羅針盤となる時代へ~』が受賞した。
審査員からは、「“広告のパーパスとは何か”この冒頭に記された問いの設定こそが、いま私たち広告業界にとって最も重要なイシューである。幅広い視点と的確な論考からなる本論文は多くの委員から支持を得た」「非常にわかりやすく且つ筆者の論点が端的にまとめられている」「広告会社の役割を、生活者に寄り添うだけでなく、より主体的に判断し行動するきっかけをつくるということに見出した点が秀逸。これからの日本社会の成長・発展を願うと、この『主体性の支援』に期待したい。」と多くの評価を得た。
表彰は、5月31日に開催予定の2023年度錠時総会 贈賞・表彰式にて行う。
また、同時にJAAAレポート臨時増刊号『第52回懸賞論文 入賞・入選作品集』
を発行する。

第52回懸賞論文 入賞・入選者一覧(敬称略)
「論文」課題:広告と幸福

金賞:福永琢磨
電通 ビジネストランスフォーメーションクリエーティブ・センター
事業シナリオ&ストーリーデザイン部
電通Teams SDGs SDGsコンサルタント
ソーシャル・デザイン・エンジン メンバー
『広告のパーパスとは何か ~「主体性」こそが幸福への羅針盤となる時代へ~』

銀賞:小糸和夫
電通 コーポレートオフィス ビジネス・コンサルタント
『人生を幸福にする広告はCureからCareへ』

銅賞:天野徹
電通 第3統合ソリューション局シニア・ソリューション・ディレクター
『広告と幸福のしあわせな関係を再構築する』

「私の言いたいこと」一般部門
第1テーマ 広告ビジネス
浅井太紀
博報堂 第六ビジネスデザイン局グローバルマネジメント部ビジネスプロデューサー
『広告会社資産再考~広告業がサステナブルであるために~』

第2テーマ 広告プランニング
平野光太郎
博報堂 第一ブランドトランスフォーメーションクリエイティブ局
チーフアートディレクター
『デジタル化による「デザインの三つの民主化」−次のデザイン・XDesignへ−』

「私の言いたいこと」新人部門 テーマ:自由
小野万優子
博報堂 第三ブランドトランスフォーメーションマーケティング局
プラニング二部マーケティングプラナー
『ネットワーク視点から「ノイズ」を生む
―「自分らしさ」のために広告会社ができること―』
向井俊介
日本経済広告社(ADEX) IMC推進本部IMCプランニング局第2部
『2022年の行動変容モデル「FUREEM(フレーム)」の考案』

「私の言いたいこと」プレゼンテーション部門 テーマ:自由
高石瑞希
大広WEDO プロデュース力Division チームデジタルプロデュース力
『来る「贈与」の時代に広告会社は何をすべきか』

 

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