【2024年10月21日】大日本印刷(DNP)は、酸性やアルカリ性、高濃度アルコールなど刺激の強い内容物への耐性を備えた紙製の液体容器を開発した。製品は日用品・薬品・農薬等のメーカー向け。
酸やアルカリが含まれる内容物は従来、ガラスや金属、プラスチックの容器に充填していた。今回、置き換え可能な紙容器を開発したことで、環境への一層の配慮や使用後の廃棄の簡便化、輸送コストの低減などにつなげ、環境と経済の両面から持続可能な社会の実現に貢献できるという。
製品は、紙容器の複数の層の構成を工夫し、刺激の強い内容物に対する耐性を向上。
紙容器は折りたたんだ形で納入でき、ガラス・金属・プラスチックの容器と比べ、容器資材の輸送時や充填前の保管のスペースを大幅に削減できる。また、使用後に容器を折りたたむことで廃棄も容易となり、プラスチック使用量を約82%削減可能という。
さらに印刷可能な面積の拡大で、情報量が豊富なデザインも実現できる。
今後、DNPは同製品のキャップ形状の工夫や口径の大型化などの開発も進めていく予定。
なお、同製品は10月23日(水)~25日(金)に東京ビッグサイト・東ホールで行う「2024 東京国際包装展(TOKYO PACK 2024)」のDNPブース(東1ホール ブースNO.1U09)で紹介される。
DNPのTOKYOPACK 2024の出展概要
https://www.dnp.co.jp/biz/eventseminar/event/20175683_4966.html
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