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電通 「回収・リサイクル」と「販促」を融合した「循環プラットフォーム構想」 ポイント配布などで参加促進・収益化へ

【2023年6月23日】電通と電通プロモーションプラスは、空容器などの「回収・リサイクル」にクーポン・ポイントなどの「販促」を組み合わせた「循環プラットフォームの構想」の実現に向けてシステム開発を開始した。

このプロジェクトでは、これまで「作って売る」ことが中心だった企業活動を「作って売って、回収・リサイクルする」ところまで拡張。この中で「回収・リサイクル」時にクーポン・ポイントなど提供し販売促進に組み合わせる。
これらにより、「回収・リサイクル」による社会貢献性と「販促」による事業性を兼ね備えたサーキュラーエコノミーの実現を目指す。

現在は、サステナビリティ経営へのニーズの高まりや、2022年4月に施行され「プラ新法」などにより、メーカー主導での「回収・リサイクル」の取り組みが増えている。
一方で、企業側には「回収やリサイクルのコストがかかる」「回収網の構築や、回収自体が難しい」「回収が次の購買につながらず、収益化できていない」などの課題があった。

新事業では、生活者の「回収」行動を起点に、スマートフォンにクーポンやポイントなどを提供することで、回収ボックスへの投函から店内購買までをシームレスにつなげる仕組みを設計。最大の特徴は「回収~販促導線の創出による収益化」が可能な点。
このほかにも、
①複数社相乗りの回収プラットフォームによるコスト削減
②「メーカーごと」ではなく「素材別」の分別回収によるリサイクルの効率化・高品質化
③「モノと情報」のDXによる回収物の種別・量の集計やトラッキングなどが実現できる
などの仕組み作りがなされる。
すでにシステム開発を開始しており、今年9月頃からの実証実験に向けて、流通・メーカー企業の参加を募集する。

また事前調査では、「継続購入ブランドが5つ以上あり」「回収・リサイクル参加製品が1つ以上ある」、ロイヤルティと回収・リサイクル参加意識の両方が高い顧客群が、どの世代にも約2割存在することが判明した。
この層には、同サービスの利用意向が77%と全体平均より高く、「価格が高くても環境によいものを選ぶ」傾向が高いという特徴を持っている。
電通では、これらの生活者を「サステナブルカスタマー」と呼んで、上記循環プラットフォームへの参加を促進し、次世代顧客群として育成を目指すという。

 

調査概要

調査実施主体:電通プロモーションプラス
名称:「サステナブルカスタマー調査」
対象エリア:日本全国
対象者条件:15~79歳の男女
サンプル数:1200(人口構成比でウエイトバック集計)
調査手法:インターネット調査
調査期間: 2月8日~2月10日
調査機関:電通マクロミルインサイト

 

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