【2017年7月11日】「物語の世界に入り込みたい!」というのは、多くの人が考えたことがある夢だろう。
実際、ディズニーランドはそんな夢をかなえた場所だし、USJも同じテイストのアトラクションでいっぱいだ。
しかし、日本のマンガやアニメで実現してほしいと思っているのは記者だけではないはずだ。
そんな夢を大日本印刷(DNP)のVRが期間限定で叶えることになった。残念ながら場所はロンドンだけど…。
今回、大日本印刷が提供するのは、日本のマンガやアニメのVRコンテンツ。
それぞれのアトラクションを紹介しよう。
「JUMPキューブ」はVR用ヘッドマウントディスプレイ(HMD)「Oculus Rift(オキュラスリフト)」を使い、週刊少年ジャンプの人気作品「僕のヒーローアカデミア」「ハイキュー」「NARUTO-ナルト-」「銀魂」などの名場面を等身大の大画面で手にとって読める。
また、「BLEACH」の人気キャラクター「コン」の立体パズルを組み立てるといったコンテンツも用意している。
超人気マンガ「ONE PIECE」は別扱いで、「ONE PIECEキューブ」(集英社)として紹介。その名の通り人気マンガ「ONE PIECE」の名場面を等身大の大画面で読めるという。
「ジャンプ美術館」はVR用HMD「Gear VR」を使って、週刊少年ジャンプに掲載された美しいイラストをVR空間で鑑賞できるヴァーチャル美術館コンテンツ。
本格的なゲームでは「DEATH NOTE VR脱出ゲーム」がある。
このコンテンツでは「Gear VR」を使い、人気マンガ「DEATH NOTE」の登場人物となって、地下室が水で満たされる前に脱出を目指すというなんだか恐ろしいゲーム。
「Hop Step Sing!」は、CG(コンピューターグラフィックス)で作られたアイドルキャラクターのコンサートをVR空間で体験できる。
これらが出品されるのは「HYPER JAPAN Festival 2017」。同イベントは英国ロンドンで開催される日本の伝統文化やマンガ、アニメ、食やファッション、音楽などを紹介するイギリス最大のクールジャパンイベント。
紹介したコンテンツは「日本キャラVR祭」という特設ブースの中で展示される。
DNPでは2014年から、出版社などのコンテンツホルダー企業複数社と共同で、日本のマンガ、アニメなどから生まれたキャラクターの魅力を、最新のVR技術を活用して世界へ発信してきた。
このイベントの直前には、米国ロサンゼルスで2017年7月1~4日に開催されたイベント「Anime Expo」に、「日本キャラVR祭」特設ブースを出展。7月6日から9日、フランスパリで行われたイベント「JAPAN EXPO」を挟んで、今回の英国での出展という。
DNPでは今後も、日本のコンテンツホルダーと海外のコンテンツ利用企業をマッチングさせ、ライセンス管理などのサービスも提供していく。
気になる日本でのコンテンツ公開だが、一部の展示会で今後あるとのこと、ファンの皆様はお楽しみに。
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