【2018年1月1日】昨年の国内経済を振り返りますと、雇用、所得環境とともに個人消費が改善し、設備投資や輸出も持ち直すなど、全体として緩やかな景気回復基調が継続しましたが、印刷産業をとりまく環境は、印刷総需要が停滞する中で、原材料関係の値上げや、ドライバー不足による物流費の値上げなど、まだまだ厳しい状態が続いています。
国際社会に目を転じますと、先進諸国でトップの交代や、野党勢力の躍進が相次ぎ、これまでの政策を転換する傾向が強まっています。さらに各地でのテロの頻発や東アジアで軍事的緊張が高まるなど、国際関係は不安定・不透明な状況が続くことが想定されます。
一方、地球環境問題に向けて、これまで以上のレベルでの取り組みを求めるパリ条約が発効されたことや、貧困や差別などのグローバル課題に対応する SDGs(持続的な開発目標)が新たな国際合意として位置づけられました。これらの課題に向けて、日本政府も本格的な取り組みに着手しており、企業経営にも今後大きな影響を与えることが考えられます。
私たち印刷産業にとって、常に変化し続ける社会の中で、今後どのように経営の舵を取るべきか難しい状況にありますが、日印産連では、3 年前にスタートしたグランドデザインにもとづき、印刷産業の社会的責任をさらに高め、社会の要請に応えていきたいと考えています。
具体的には、社会の持続的発展に貢献するための「新しい価値の創出」、「社会の期待に応える誠実な企業行動」、「地球環境への高い配慮」、そして印刷産業について社会の理解と信頼を高めていただくための「情報発信の強化」という 4 つのテーマを掲げ、昨年は、『地域創生で新たな価値創出を提案した「地域おこしめっせ 2017」』や『「印刷と私」コンテストの実施などを通じた「印刷への理解促進」』など新たな企画も充実させました。
今年夏には、3年ぶりに IGAS が開催されますが、日印産連ではこれに合わせて FAPGA(アジア印刷会議)の日本開催を決め、IGAS 会場内に日本の印刷産業を紹介する展示も設けることで、より積極的に日本の印刷産業の理解促進を図ることにしています。
日印産連では、これまで進めてきた諸活動でそれぞれに高い成果をあげておりますが、さらに信頼される印刷産業を目指していきます。皆様には、これまで以上のご支援、ご協力をお願い申し上げますとともに、ご繁栄とご健勝を祈念して、新年の挨拶とさせていただきます。
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