イメージ・マジック　オンデマンドプリントで自動化ロボットを提供開始　CGXi社との契約発表

【2023年6月23日】イメージ・マジックは6月22日、協働ロボットアームのリーディングメーカー、CGXi社（中国江蘇省）と日本国内販売総代理店契約の締結を発表した。
この契約は、オンデマンドプリント業界向けの低コストで、導入が容易な協働ロボットソリューションの開発と販売を開始する。

イメージ・マジックは1995年創業。オンデマンドプリントに関する各種サービス・ソリューションを展開しているソリューションカンパニー。ECサイト「オリジナルプリント.jp」のほか、国内最大級のアパレル会社、EC会社や国内外大手メーカーとのビジネス連携も行っている。

CGXi社は、自動車産業の高い品質基準を証明する国際認証IATF16949を取得した協働ロボットメーカー。ロボットの製造でも、ロボット技術を活用し、完全自動化生産を進めている。
その先端部の速度は業界最速クラス、精度は最大±0.02mmという。

イメージ・マジックは、CGXi社のロボットアーム技術と自社で構築してきたオンデマンドプリントにおけるDX化のノウハウを活用。オンデマンドプリントで行う各種工程の省人化や自動化を追求する。
先端アタッチメントの実装や専用プログラムの作成を通じて労働力不足の問題に取り組み、労働者の負担軽減や生産性の向上を目指す。

従来、ロボットアームの導入には複雑なプログラミングや環境設計が必要で、専門知識を持つ会社の助けを借りることが多くあった。また、導入までの期間が長く、多額なコストもかかるケースが標準的だった。
今回開発を進めている新たなソリューションは、導入期間は最短2日、1台あたりの費用も従来の半分程度の300万円を目指している。

ソリューションの対象としては、アパレルプリントや雑貨へのUVプリント、昇華プリントの印刷工程やそれぞれの検品、梱包、出荷工程など。オンデマンドプリント業界の幅広い業務プロセスの自動化に焦点を当てている。

イメージ・マジックは、2022年から協働ロボットソリューションの開発に取り組んでおり、今月から自社および協力工場で実際にテスト設置を開始し完成度を高めていき、商品化は2023年中を予定している。

イメージ・マジック
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