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HP 「HP PageWide」の段ボールパッケージ用印刷で新たな展開 米国見本市で発表


【2021年8月27日】米HP Inc.(HP)は8月、米国で開催されたパッケージングの見本市「SuperCorrExpo」に合わせ、パッケージのデジタル印刷で量産と収益性を実現する「HP PageWide」の新たな段ボールパッケージ用印刷機とソリューションなどを発表した。

 

HP PageWide T1195i Press

「HP PageWide T1195i Press」は、幅110インチの新型HPサーマルインクジェットプリントヘッドを搭載。ロール給紙式印刷機の堅牢性と経済性を向上させた。
これにより、デジタル印刷によるメインストリームの生産を促進し、コンバーターがさらに多くのジョブをフレキソプレプリントやオフセット印刷の合紙加工からデジタルに移行できる。

このプリントヘッド技術にはサーマルコントロール機能が組み込まれており、プレプリントシステムの性能が向上。運用コストの削減につながる一方で、一貫性のある高品質な印刷を高速で提供する。
さらに、給紙機能の向上により、幅広いライナーとアプリケーションをサポートする。

導入第一号は、米国の主要な統合パッケージソリューションプロバイダーであるGeorgia-PacificのHummingbird。今年開設されるアリゾナ州フェニックスの拠点に「HP PageWide T1195i Press」を導入する。

Hummingbirdは、北米で消費財向けパッケージ商品や、電子機器、食品・飲料ブランド企業向けに、デジタル印刷段ボールパッケージの幅広いソリューションを提供している。
デジタルプリントサービスには、シェルフレディパッケージ(SRP)、食品トレイ、大型の箱、Eコマースソリューション、大量の店舗ディスプレイ(POP)などがある。

 

HP PageWide C500インクがたい肥にOK

「HP PageWide C500」は、HPは、HP PageWideの持続可能性を高めるため、のデジタル段ボールパッケージ用インクの試験を完了。家庭や産業システムで、段ボールのたい肥化認証を取得した。ドイツのDin Certcoは、たい肥化が可能な製品を認証するグローバルな独立機関で、今回「HP PageWide C500」用HP CV150インクのたい肥化プロセスに「適合マーク」を付与した。

この認証により、コンバーターとブランド企業は、需要に応じた数量の印刷、在庫の無駄の削減、環境への全体的な影響の軽減が可能になり、段ボールパッケージの持続可能性の認知度を向上させ、循環型経済に寄与できる。

「HP PageWide C500」を2台を稼働させている米国のCompanyBox社長のKyle Dejesus氏は「この水性インクは、ブランド企業が当社を選択する大きな理由の一つであり、当社の差別化要因となっている。ブランド企業は、当社がお客様の環境配慮を実現できるよう持続可能性を重視していることを把握。このため、発注した製品が環境を汚染しないという安心感を得られる」と話す。

このほか、「HP PageWide C500」のオーナー向けにクラウドベースの「HP PrintOS」アプリケーションを発表した。

 


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