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小森コーポレーション デジタル印刷機「Impremia NS40」を発売 B1サイズ×6,500sphを実現

【2021年4月21日】小森コーポレーション(KOMORI)はこのほど、デジタル印刷機「Impremia NS40(インプレミアNS40)」を発売した。
対象市場は、日本と中国、北米、欧州で、他市場については順次販売を計画する。
同社では「Impremia IS29s(インプレミアIS29s)」も同時に発表した。

「Impremia NS40」は、成長が見込まれる多品種小中ロット、即納が求められるパッケージやディスプレイ、POPなどのジョブで活用できる最新デジタル印刷機。
今回、機械構成は4色+コーター、7色+コーターの2モデルとしている。

製品は、KOMORIの技術をベースに、画像転写ブランケットを用いるという構成で、B1サイズ×6,500sphの印刷速度を実現した。

一般的な水性インクジェット印刷機の場合、インクの水分が原反に浸透するため、乾燥に大きなエネルギーを必要とし、高速印刷ができない。
一方、インプレミア NS40 の印刷は、射出された水性ナノインクが、ブランケットに転写され、乾燥し、水分が飛ばされた状態のインクが用紙に転写される。このため、原反に染み込まず、高速でも乾燥ができる。この構成により、6,500回転という最高クラスの印刷速度を実現する。

版替えや色替えが不要かつ、6, 500回転という速度で印刷ができるため、小ロットのパッケージ印刷をはじめ、ディスプレイ製品やPOPなど、特色多用、短納期のジョブに対応できる。

また、版替え・色替えが不要で、1 枚目から正紙が印刷できるため、多品種・小中ロットのジョブでもオフセット機と比較して、校正〜本印刷、立ち会いまでの時間を大幅に削減できる。

オフラインでの水性プレスコーティング、PP ラミネーション、合紙、打ち抜きや折りなど、オフセット印刷の場合と同じ後加工を行うことが可能。

販売開始に合わせて、4月20日(火)~23日(金)にオンラインで開催されるvirtual.drupa内、KOMORIウェブセッションで、「Impremia NS40」を披露する。

参加は以下から
https://events.drupa.de/en/speaker/peter-minis

 

製品仕様

型式:NS40
色数:4色もしくは7色
インク:NanoInk®
解像度:1,200 dpi
印刷速度:sph 6,500
最大紙寸法: 750 × 1,050 mm
最大印刷寸法:734 × 1,032 mm
紙厚寸法:0.06~0.8 mm

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