【2020年11月5日】ミマキエンジニアリングは2021年1月から、1,000 万色以上での造形を実現する小型フルカラー3D プリンタのエントリーモデル「3DUJ-2207」を発売する。
「3DUJ-2207」は、UV 硬化インクジェット方式を採用し、立体を再現するとともに1,000 万色以上のフルカラーでの造形を実現する3Dプリンタ。石膏方式に比べ約2倍の高精細な色表現を実現する。
同製品は小型で、本体を分解することなくエレベーターを使って搬入でき、設置面積が狭く静音設計で脱臭機を備えているため、オフィス環境への設置できる。
フルカラーでの出力は、着色の手間を省き、試作品などをオフィスで造形し、内製化すも可能。また、外部に発注する必要が無いため、新製品や設計・技術情報の漏洩リスクを低減できる。
手作業では色付けが難しかった複雑な形状に対しても、フルカラーで造形することで、豊かな色彩表に対応できる。
用途は、フィギュアやおもちゃのグッズデザインをはじめ、建築模型、家電製品など、工業デザインなどを想定している。
いずれも、ミマキが産業用の大判インクジェットプリンタ開発で培ったノウハウを活かした技術で、3Dプリンタの上位機種である「3DUJ-553」と同等の色数と造形精度をもつ。
造形領域は、W203×D203×H76mmとなったが、価格も約1/5となる3,480,000 円(税別)を実現した。
同社ではフルカラープリントの3D プリンタをこれまで導入できなかった事業者などをターゲットに、世界で年間300台の販売を見込む。
なお、同機は3Dプリンティングのバーチャル展示会「Formnext 2020」(11 月 10 日~13 日、ドイツ)に出展する予定。
「Formnext 2020」
https://formnext.mesago.com/events/en.html
ミマキ3Dプリンタ「3DUJ-2207」サイト
https://japan.mimaki.com/inquiry/3dprinter/
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