【2019年10月29日】富士ゼロックスは12月10日、業界初の特殊色トナー専用 A4小型LED プリンタ「DocuPrint CP31ost」を発売する。
同製品は、ゴールド、シルバー、ホワイト3色の特殊色トナーとプラックトナーを搭載。オフィス向けプリンタ「DocuPrint」シリーズの使い勝手の良さや小サイズを継承しながら、特殊色であるゴールド、シルバー、ホワイトを使った印刷物を出力できる。
「DocuPrint CP310 st」は、デスク上にも設置できるサイズと、オフィス向けプリンタ並みの価格。このため、個人事業主(SOHO) や中小規模事業所(SMB) の小規模オフィス、店舗にも導入しやすく、デザインオフィスや小売、サービス業の店舗など、スペースが限られる場所でも、特殊色を使った印刷物の出力を可能にする。
従来、大型の後加工機や印刷機を用いて行う特色印刷は、オフィス·店舗での内製が難しかった。一方、クリスマスやセールなど、店舗ではゴールドやシルバーが必要とされ、濃色紙や透明フィルム上では、ホワイトのニーズがあった。
小型プリンタながら、コート紙やフィルム用紙への印刷にも対応。パッケージやPOPなどの販促物の企画制作にも活用できる。
さらに、Adobes llustratorなどデザイナーに広く使われているアプリケーションからの出力だけでなく、PowerPointやExcel 、Word など一般ユーザも使い慣れたアプリケーションからの出力にも対応する。
大型設備を置けない小規模オフィスのデザイン会社でも、特殊色を使ったデザイン確認ができ、より本機に近いイメージで確認かのうとなる。
出力速度は、A4タテ28 枚/分。本体サイズは幅 420×奥行466mmとコンパクトサイズで、価格は348,000円。
同社では既存の自社内販売チャネルでの販売を行いながら、新たなチャネルでの市場を探るとしており、3年間で3000台の販売を目指す。
28日に行われた記者発表では、富士ゼロックスSMBドキュメントソリューション事業本部商品開発部の沖村直雅グループ長が「付加価値のある市場を求めて、市場開拓の先駆けとなる商品。SMB市場で外注を内製化してもらえればありがたい」と述べた。
デモンストレーションでは、無料ダウンロードできる専用のスウォッチを使用。金、銀、白色のデザインを赤、青、黄色に置き換えずに作業する様子を実演し、黒の用紙へのプリントも行った。
Copyright © 2025 プリント&プロモーション . ALL Rights Reserved.