【2019年10月23日】エプソンは10月29日(火)、大判インクジェットプリンタの新製品を3シリーズから発売する。
発売されるのは「スキャナー一体合機」「昇華転写」「フォトペーパー」の3シリーズで、いずれも最新の機能を搭載し、出力品質や使い勝手を向上している。
「SureColor SC-T5450M」は、プリンタとスキャナー一体型のスタンダード複合機。
同機の大きさは1,385W×1,060H×750D㎜と、従来機より16㎝奥行きを縮めて省スペース化が図られており、設置場所にこだわらない。また、スキャナー幅も7㎝と非常に小さく、脚部に収まる設計となっている。
細かな新設計では、プリンタの上をフラットにしており、出力物を広げて書き込みなどの作業が可能。ケーブルインターフェイスは側面に配置し、接続をしやすくしている。さらに従来機にあったフタを省略し、持ち上げてセットする手間を省略した。
スキャンは「デュアルLED」を採用しており、折り目やしわでも目立たずコピーが可能。「RGBカラーフィルター方式CIS」で蛍光マーカーもしっかり再現する。スキャンは30.5mの長尺まで対応している。
このほか、純正キャリアシートを用意しており、貴重な資料をジャミングさせずに搬送可能。
同機は製造業やCAD使用企業、自治体などでの採用を見込んでいる。
昇華転写タイプIJPは2機種を発売。
「SureColor SC-F9450H」は蛍光インク搭載。
同社では2013年から昇華転写型IJPを販売しているが、「SC-F9450H」は、その基本性能はそのまま蛍光色を追加している。蛍光インクはスポーツアパレルを中心に使用されている人気が高い色。同社では蛍光カラーパッチをを用意し、生地に落とした時の色を美しく再現する。インクは2年間と長い消費期限も特長だ。
一方の「同F9450」は4色ハイスピードタイプ。
いずれも64インチタイプ。
「SureColor SC- P9550」「同P7550」は屋内ポスターなどを出力できるフォトペーパー用のプリンタ。
最新鋭のプレシジョンコアヘッドを搭載しており、従来以上の高解像度と従来機種から約2.3倍の高生産性を実現した。従来の10列ヘッドから12列ヘッドに改良し「マットブラック」と「フォトブラック」、「ライトグレー」と「バイオレット」の両方を同時に搭載できる硫黄になった。
「ライトグレーインク」の搭載により黒濃度の低下を防いだ「ブラック・エンハンス・オーバーコート」を実現。隠ぺい性も高まり「電飾フィルムモード」も再現性を高めている。
また、「内蔵バッファタンク(B01枚分 )」の搭載により、インク量限界でプリントが止まることがなくB01枚分までを仕上げられる。
さらに、サービスマンによらずカバーを開けてのセルフヘッドメンテナンスも可能。
今後、純正ソフトウェアRIP「EpsonEdgePrint」に対応予定している。
「SC-P9550」は用紙サイズ1,118mm、「SC-P7550」は610mmまで歩幅に対応する。
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