を【2015年6月10日】サトーグループは6月から、独自のRFID技術であるPJMを活用した、高速、高精度の読み取り機能を持つスマートキャビネット「キャビレオ」を発売。サトーヘルスケアを中心にグループ会社で販売する。
キャビレオは3Dスキャンにより、リアルタイムで1000個以上のICタグを正確に読み取れるリモート機能付きのキャビネット。医療・医薬品を中心にさまざまな物品の在庫や期限管理、リコール時の対象品除去などを素早く正確に実行できる。
多言語による音声ガイダンスが付属しており、消費期限の短い在庫から使用するように音声により呼びかけることができ、期限切れによる廃棄の削減に貢献する。
正面のタッチスクリーンには、操作手順や品名、数量の表示のほか、ユーザーによるカスタマイズも可能だ。
採用している独自の技術PJMは、RFIDの弱点とされる「重ね読み」「金属」「水」の影響に強い特性を持ち、管理するものの置き方などに制限がない。
医療用整形インプラントの在庫や劇薬・向精神薬、高価格な医薬品の管理のほか、ダイヤモンドや高額商品の在庫、重要書類・機密書類の管理などの用途での活用が期待される。
サトーでは「従来の管理は、人の手による確認や商品のバーコードをスキャナで読み込む作業を行っており、ヒューマンエラー発生のリスクや膨大な手間を要していた。キャビレオはこれらの課題を解決し、お客さまの現場の正確性・効率性の向上と安心に貢献する」としている。
問い合わせは同社(☎03・5745・3412)まで。
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