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エプソン UVインク搭載のデジタルラベル印刷機「SurePress L-6034VW」発売 コロナ処理&強力照射などの機能も搭載

【2018年6月28日】エプソンは6月28日、デジタルラベル印刷機の新商品として、シリーズ初の UV 硬化インク搭載「SurePress L-6034VW」を発表し、日本での受注を開始した。
「L-6034VW」 エプソン

「L-6034VW」は、エプソン発売の日本国内向けデジタルラベル印刷機としては、初の UV 硬化インクを搭載した製品。比較的用紙を選ばずプリントできるため、これまでアナログ印刷機で使用していた用紙へのプリントにも対応している。
価格は5,500 万円(税別)。

プリントエンジン部分には、PrecisionCore(プレシジョンコア)ラインヘッドを搭載し、印刷速度は毎分15m、最大印刷幅は33cm。
各色のインク吐出ヘッドの隣に設置された LED―UV硬化装置により、インク着弾後、素早く仮硬化させるため、インク滴の広がりが抑えられ、小ポイントの文字でもシャープな印刷を実現するという。

また、高い熱を発しないLED硬化装置の採用により、フィルムなど、熱に弱い素材をはじめ、さまざまな基材に対応できる。

 

コロナ処理など搭載

さらにコロナ処理、マルチバーニッシュテクノロジー、強力照射の機能を搭載。
コロナ処理機での基材の表面加工から、マルチバーニッシュテクノロジーによるデジタルバーニッシュでの質感表現の調整、強力照射機での硬化仕上げまでの一連のワークフローを一度のオペレーションで実施でき、印刷プロセスの効率化を実現する。

「L-6034VW」 エプソン

UVインクは耐候性、耐擦性、耐水性に優れているため、屋内外の厳しい環境下で保管される工業用ラベルや、フィルム素材のステッカー・特殊シールなどの小~中ロット印刷に適しているという。

エプソンのデジタルラベル印刷機では、2017年6月発表の水性顔料インク搭載「L-4533AW」「L-4533A」の 2 モデルを発表。今回の新製品「L-6034VW」を加え、全3モデルにラインアップを拡充した。
「SurePress」は、2019 年までに累計約 100 台の販売を予定している。

なお、同機は7月26日から31日(火)まで、江東区有明の東京ビッグサイトで開催される日本最大の印刷機材展「IGAS2018」で展示される。

 

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