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セイコーエプソンと東北大学 再生プラなど新素材開発へ「材料共創研究所」を開設 循環経済への貢献を加速

【2023年9月1日】セイコーエプソン(エプソン)と東北大学は8月、東北大学片平キャンパスに「セイコーエプソン×東北大学 サスティナブル材料共創研究所(共創研究所)」を開設し、本格的なプロジェクトを開始した。

同研究所では、循環型経済の構築への寄与を目指した研究を行う。
具体的には、古紙・衣類・木材を解繊した繊維を活用し、複合化したバイオプラスチック・再生プラスチックに関する技術確立に向け、開発体制を強化し研究を加速する。
8月18日には共創研究所設立のキックオフが行われた。

セイコーエプソン執行役員技術開発本部長 市川和弘(左)と東北大学理事 植田拓郎

設置の背景には、循環型経済に向け、バイオプラや再生プラの活用の進展とともに、新品のバージンプラと比較して、再生品は機械的強度や耐久性が低く、使用範囲が一部に留まっているという課題が浮き彫りになってきた。

この課題に、東北大学とエプソンは2006年から、包括連携協定を締結して以来、組織的な産学連携による研究開発および人材育成を行ってきた。
特に2023年に新設された産学共創イノベーション拠点「東北大学グリーンクロステック研究センター」では、エプソン独自の繊維化技術であるドライファイバーテクノロジーによって、セルロース繊維とプラスチック材料を複合化。バイオプラスチックや再生プラスチックの強度、耐久性などの課題解決を目指すなど、繊維複合型プラスチック材料による造形技術の共同研究を進めてきた。

これらの取り組みが2023年7月に内閣府による戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期の課題「サーキュラーエコノミーシステムの構築」へ採択されたことから、産学官連携により社会実装に向けて開発の加速を図ることとした。

今後、両者はセルロース繊維複合型プラスチック材料の基盤となる重要要素技術の早期確立を目指し、本格的なプロジェクトを進めていく。

東北大学 産学連携機構 WEBサイト(共創研究所)
https://www.rpip.tohoku.ac.jp/jp/information/kyoso_kenkyu/

 

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