【2022年10月6日】大日本印刷(DNP)は、食品等の内容物の充填時や内容物に溶存してパウチ内に残った酸素を吸収することで内容物の酸化を防ぐ「DNP酸素吸収包材」を開発した。
同製品は、ボイル食品やレトルト食品向けのパウチで、酸化防止の機能によって、おいしさの向上とともに、賞味期限の延長による食品ロスの削減につなげることが可能。また、電子レンジにそのまま入れて加熱できるため生活者にとっての使い勝手が良い製品となっている。
DNPが独自開発した酸素吸収包材は、パウチ内の酸素(重点時や食品に溶存している酸素)を吸収して内容物の酸化を防止する。ボイル食品やレトルト食品のおいしさや栄養素をより長期間維持することが可能となり、賞味期限の延長による食品ロスの削減に貢献する。
また、「DNP透明蒸着フィルム IB-FILM」と併用することで、外部から新たに透過してくる酸素の量を従来よりも削減できる。
従来、ボイル食品やレトルト食品向けの脱酸素包材は、有色で不透明かつ電子レンジで加熱できないものが一般的。今回開発した酸素吸収包材は、透明性を有しており、またそのまま電子レンジに入れて加熱できるため、生活者の利便性を高められる。
酸素吸収機能の発現のタイミングを制御することで、充填時の取り扱いが容易に内容物充填後の加熱殺菌によってパウチの酸素吸収機能が発現するという特性を持たせることで、この機能がより長く保持しやすく、充填時の取り扱いが容易になる。
DNPは、今後もバリア性や耐熱性、強度などの機能を高めた製品ラインアップを拡張するなど、さらなる環境配慮製品・サービスの開発を進めていくとしている。
なおDNPは10月12日(水)~14日(金)、東京ビッグサイトで開催される「TOKYO PACK 2022(2022東京国際包装展)」に出展し、同製品を紹介する。
「GREEN PACKAGING」について
https://www.dnp.co.jp/biz/solution/products/detail/1190186_1567.html
TOKYO PACK 2022の公式サイト
https://www.tokyo-pack.jp/
DNPのTOKYO PACK 2022の出展概要
https://www.dnp.co.jp/biz/eventseminar/event/10162951_1594.html
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