【2022年6月10日】全国清涼飲料連合会(全清飲)はこのほど、「ペットボトルに関する消費者意識調査」を実施した。
これにより、自宅で飲み終わったペットボトルの「キャップやラベルは外す」と答えた人は74.6%、など、ペットボトルやリサイクルに対して一般的な人が持つ意識が明らかになった。
調査は4月7日~4月8日の2日間、外出先でペットボトル飲料を飲用する全国の15歳~69歳の男女1000人を対象に行った。
「外出先(オフィスや学校など屋内)」でペットボトル飲料を飲用する人(876名)に、「外出先で飲み終わったペットボトルはどのようにしているか」を聞いたところ、「ペットボトルのみの専用リサイクルボックスに入れる」(61.1%)が突出して高かった。
次いで、「飲料用容器のリサイクルボックスに入れる」が29.6%、「ゴミ箱に入れる」が22.9%で続いた。
「外出先(屋外)」でペットボトル飲料を飲用する人(935名)に、「外出先(屋外)で飲み終わったペットボトルはどのようにしているか」を聞いたところ、「自販機横のリサイクルボックスに入れる」(42.6%)と「コンビニエンスストアのゴミ箱に入れる」(39.7%)、「自宅に持ち帰る」(39.4%)が高かった。
また「自宅」でペットボトル飲料を飲用する人(882名)に、「飲み終わったペットボトルはどのようにしているか」を聞いたところ、「ペットボトル回収に出す(店舗での回収除く)」(67.2%)が最も多かった。
次いで「スーパーなどのリサイクルステーション(自動回収機)に出す」が27.4%、「不燃ごみとして出す」が12.4%、「可燃ごみとして出す」が8.7%で続いた。
次に、「飲み残しがある場合のペットボトルの処理」について(882名)、「中身が入ったまま(飲み切らず、飲料が残っている)出すことはあるか」を聞いたところ、「ある」と回答した人の割合は9.6%だった。
男女・年代別にみると、「ある」と回答した人の割合は20代男性(20.8%)が最も高くなった。
さらに全回答者(1,000名)へ、「飲み残しがリサイクルの品質を落とすことを知っていたか」を聞いたところ、「知っていた」は60.8%、「知らなかった」は39.2%と、リサイクルの過程で悪影響が生じることを4割の人が知らないという結果となった。
また、「外出先」でペットボトル飲料を飲用する人(オフィスや学校など屋内876名、屋外935名)に、外出先でペットボトルの中身が入ったまま(飲み切らず、飲料が残っている)出すことはあるか聞いたところ、「ある」と回答した人の割合は、【オフィスや学校など屋内】では10.0%、【屋外】では10.8%だった。
男女・年代別にみると、「ある」と回答した人の割合は、【オフィスや学校など屋内】と【屋外】のいずれも20代男性(順に20.7%、24.7%)が最も高かった。
「自宅」でペットボトル飲料を飲用する人(882名)に、自宅では「飲み終わったペットボトルのキャップやラベルを外すか」を聞いたところ、「キャップ・ラベルともに外している」は74.6%、「キャップだけ外している」は7.3%、「ラベルだけ外している」は5.7%、「キャップ・ラベルともに外していない」は12.5%だった。
男女別にみると、男性では「キャップ・ラベルともに外している」が68.6%と、女性(80.9%)と比べて12.3ポイント低くかった。
このほか、「リサイクルボックス」や「回収後の処理」などに質問している。
「ペットボトルに関する消費者意識調査」
http://www.j-sda.or.jp/ippan/news_view.php?kind=1&id=337
Copyright © 2024 プリント&プロモーション . ALL Rights Reserved.