【2025年4月21日】ミマキエンジニアリングが展開する大判インクジェットプリンタ「330シリーズ」と、同製品に搭載されるエコソルベントインク「SS21」が、米3Mのグラフィック保証制度「3M MCS保証プログラム」の認定を取得した。これにより、同社の出力機材とインクを使用するプリント事業者に対し、品質保証の強化が図られる。
3M™ MCS™ 保証プログラムは、色褪せや剥離、変色といった印刷物の経年劣化に対し、グラフィックの想定寿命を通じて保証を提供する制度である。保証内容には減額のないフルカバーが含まれ、プリントの品質や耐久性について高い信頼性を裏付けるものとなっている。
今回認定を受けた機種は、「JV330-130/160」「CJV330-130/160」の4モデル。搭載インクは、CMYKに加え、ライトシアン(Lc)、ライトマゼンタ(Lm)、ライトブラック(Lk)、オレンジ(Or)に対応する。一方、白インクは保証対象外で、オレンジは特定の3M製ラミネート条件下でのみ保証される。
今回の認定により、ミマキと3Mの技術連携はさらに強化される。両社の製品とソリューションを組み合わせることで、出力物の信頼性が向上し、看板や車両ラッピングといった屋外用途を中心に、導入企業のグラフィック制作におけるリスク低減が期待される。
ミマキは今後も、3Mとの協力体制を拡大し、グローバル市場での事業者支援を強化していく方針。プリント機材からインク、ソフトウェアまでを一貫して提供する体制を生かし、サイングラフィックスや産業用途、テキスタイル分野でのトータルソリューションを推進する。
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