【2023年12月31日】今年は大晦日になった「プリント&プロモーション 人気記事ランキング2023」。まずは10位~4位を発表する。
今回もプリント&プロモーションに2022年11月1日~2023年10月31日までに掲載された中で、最もアクセス数の多かった10の記事をランキング形式で紹介する(1年間の前半に掲載誌した記事が有利となりやすいので、11月、12月は翌年のランキング対象としている)。
また他社とのコラボレーションで行った特集・特別記事は除外した。
※1~3位は別掲
まずはこの記事。「三ツ矢クラフトコーラ」は、コーラフレーバーを想起する赤色を新たに背景にし、パッケ―ジ正面の上下部分のラベルを従来の濃い茶色から透明にすることで、薄液色が見やすいデザインに変更している。
中身の液色を活かすパッケージは、サントリーも2021年に「伊右衛門」で展開。ボトルデザインの変更で売り上げをV字回復させている。
プラ削減などで、パッケージに厳しい目が向けられる中、中身をうまく見せていくという展開は今後も増えそうだ。【2022年11月8日】
言わずと知れた世界四大印刷機材展の「IGAS」。
ここでは小森コーポレーションや理想科学工業、ブラザー、京セラ、ホリゾンなどを紹介している。
IGASはこのほかにも上位にランクインしているので総括はそこで述べたい。【2022年11月28日】
ローランドディー.ジー.は2023年、一挙に6モデルの新製品を発売した。
従来のサイン・ディスプレイ用の製品には、初のレジンインクタイプを投入。先行するHPなどを追いかける形となり、注目を集めた。
それ以上に注目をされたのがDTF(Digital To Film)への参入。
近年、テキスタイルプリントなど人気のDTF。中国製など海外製品が市場をリードする中、2023年は国内プリンタメーカーが、この分野に参入し始めた。
DTFはインクをシートにプリントし、その上から接着剤をふりかけ、熱で固めた後に布などに転写するシステム。従来の昇華転写プリンタと異なり、転写の際に切り抜きをしなくても糊残りがないという点が特長。この切り抜きの時間、複雑なデザインや文字の場合、何時間もかかることもあり、Tシャツプリントなどではコストのかかる部分となっていた。
一方、機構がそれほど難しくなく、プリンタ部分のほかにシェイカーと呼ばれる接着剤の粉を塗布する部分や、熱圧着する装置が必要になる。このためか国内メーカーでは「ウチが扱うようなマシンではない」「シェイカー部分など、システム全体の責任を持ちづらい」という声があった。
ローランドディー.ジー.もその一つだったが、やはり需要があるところに参入した形だ。
このほかでは、ミマキエンジニアリングも参入している。
DTFは読者の注目を集めるところでもあり、多くのアクセスがあった。【2023年3月15日】
こちらは一般の方から多くのアクセスがあった記事。
韓国の人気グループBTSのおかげといった感じでアクセスを集めた。
パッケージのほかにキャラクターのシールも付属しており、これを集めたいファンが大人買いするような商品だ。【2022年11月29日】
人事の記事は人気がある。
特に大手メーカーのトップ人事などは多くの人がアクセスしてくれる。
ブラザー販売は安井社長という創業者一族からの人事ということもあり、多くの人が呼んでくれたようだ。【2023年3月1日】
第4位「速報レポート1」、第5位「速報レポート2」と「IGAS2022」の記事は3つがランクイン。ちなみに11位も「同レポート3」だった。
国内最大の印刷機材展だが、以前はビッグサイト全館を使用して行われていたこのイベントも、今は東館全館も使いきれないほどに縮小してしまった。
参加者からも「もう四大展示会とは言えない」「人が少ない」といった声も上がっていた。
「EXPO 2025 大阪・関西万博」ですら、「無駄」「経費が掛かりすぎる」と言われる時代。企業も展示会出展よりも、内覧会や個別の商談で契約を決めていくパターンが多く、こういった大規模イベントに自社イベントをぶつけて誘客するケースも多い。
2024年はいよいよ「drupa」が開催され、その成否にも注目が集まる。【2022年11月28日】
第5位「IGAS2022」速報レポート2 デジタル印刷機・プリンタ展示各社 SCREEN、FGGS、リコー、ミヤコシ、キヤノン
第4位「IGAS2022」速報レポート1 デジタル印刷機・プリンタ展示各社 日本HP、エプソン販売、コニカミノルタ、イメージ・マジック、ミマキ
「プリント&プロモーション 人気記事ランキング2023 3位~1位」につづく
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