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【レポート②】「第5回Japan マーケティング Week【春】」 大きさ、薄さ!?最新の提案に驚き

【2022年4月11日】「第5回Japan マーケティング Week【春】」が4月6日~8日まで、江東区有明の東京ビッグサイトで開催された。

同イベントは5つの専門展で構成されたマーケティングの総合展。売上工場やブランディング、集客力アップなどの課題解決に関する展示や情報発信の場所として知られる。
レポート②でも「第5回販促 EXPO【春】」の最新情報を報告する。

【レポート①】「第5回Japan マーケティング Week【春】」

 

展示会レポート②

森紙器はRe-board(リボード)で作った木目調の什器や家具を多数陳列。森勇一社長は「あえて、リボードと木目調で展示品を統一した。このワンテーマで当社ができることが分かってもらえる」と話す。
これらの製品は、一見、木の家具のように見えるが、軽く、バラしてしまうこともできることから、採用が相次いでいる。特に演台は同社が本社を置く草加市の商工会議所腕も採用されており、「草加市ものづくりブランド」にも認定されているという。
記者も持ってみたが、軽くて頑丈。それも木製のものよりもはるかに安価であることから、もはやこれでいいというユーザーが多いことも頷ける。

太田旗店は、防炎認定されたポリエステル製のぼりなどを紹介した。
反応染料プリンタを使用して1枚から作成でき、小規模店舗などからも需要があるという。
このほか1枚からつくれる手ぬぐいなども、展示していた。

関西美術印刷は、同人系の出版で知られる印刷会社。オーダーグッズプリントもしており、この日はアイテムを多数出品した。
中でも人気はアクリルキーホルダーで、「多くのクリエイターが必ず商品の中に入れる」と話す。
このほか、昇華転写のタオルやバッグなどを展示した。

スマイルタンクの新商品は、電子マネー対応の「モンスターカプセル」。これは2.4mの巨大ガチャマシンで、イベントなどに貸し出しを行っている。
これまでは現金のみの支払い対応だったが、交通系などの電子マネーが使えるようになり、より幅広いユーザーを取り込める。
担当者は「カロリーメイトのサンプリングやシン・ウルトラマンのイベントなどで使われた。ただ景品を配るのではなく、思い出になるような体験として採用されている」と話す。

無有舎は、「めくると変わるTシャツ」を出品。Tシャツの胸元に独自のホックを使ったプリントを施しており、めくってホックで止めることにより、異なる絵柄を表現できる。
「例えば、アイドルグループの名前が、めくると推しの1人に顔に変わるといった使い方ができる。スポーツチームと選手個人、アイドルの顔とサインを書けるスペースなど、さまざまな使い方が考えられる」と担当者。

プロモは自社のポッティング技術を前面に展示。
シールやアクリルキーホルダー、ピンバッジの上にポッティングの盛り上げを行った商品
製法はインクジェットプリンタで出力し、その上に樹脂を盛る。
また、同社では機械の販売も行っており、工場の見学も可能。

NAロットの「エヴァタック」は粘着剤を使わないラベル原紙。樹脂で粘着剤の代わりをしているため、ガラスなどの貼付してもノリ残りがない。
素材はPET由来で、複合機でのプリントもできるという。このほか、インクジェット対応品やUVオフセット印刷対応品もある。

日本ビジョンネットワークは、ウエアラブルLED ディスプレイを展示。これは超薄型のLEDディスプレイで最小20g。パネル状のほか、腕章タイプなどがある。最大200文字まで表示できるが、「12文字程度が読みやすい」と北山寛樹社長。
警備やクレジットの会員募集などで採用されている。

【レポート①】「第5回Japan マーケティング Week【春】」

 

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