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【ちょいとコラム】ニュースにしなかったニュースから 「銃撃犯」「ミャクミャク」「ポカリの王冠」

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【2022年7月20日】世間はいろいろ騒がしいですね。
そして、いろいろ気になるニュースがあります。
今回は、気になるけど「プリント&プロモーション」では取り上げられなかったニュースや、書ききれなかった内容を中心にコラムにしてみたいと思います。

 

銃撃犯の扱い

安倍元総理が8日、奈良での演説中に銃撃を受け亡くなりました。
安倍氏についての評価は、政治評論家やその他のコメンテーターにお任せしておきますが、山上徹也容疑者の扱いについて、気になることがあります。

それは報道の姿勢です。
今テレビでは盛んに山上容疑者の家族構成や過去について紹介。そして彼の手紙やSNSへの投稿について触れています。その結果、語られているのは「統一教会の悪行について」です。
「政治テロではない」という山上容疑者の言葉とは裏腹に、政界までを巻き込み、宗教とのかかわり方に関する報道になっています。
当然、詐欺的な宗教ビジネスは断罪されるべきですし、政治家もそのような団体と付き合うべきではないと思いますが、この問題提起のきっかけは殺人です。
つまり、私も含めて、今世の中は殺人者の思惑通りに、その手の中で踊っているのです。

リアルイベント(事件)を発生させ、SNSで拡散、さらには隠れていたストーリーがデジタルから掘り起こされていきました。
今のプロモーションでよく使われる手法を、山上容疑者は図らずも(もしくは意図して?)仕込んでいたのです。最後にそれをテレビが大々的に取り上げて拡散してしまいました。
殺人は本当に許されることではないのですが、プロモーションの勝利方程式になってしまいました。

あまりしたくない予言ですが、この成功によって、模倣犯が出そうです。
今回は政治家という警備された人物が狙われましたが、次はもっと手薄で襲撃しやすい、「スーパーソフトターゲット」である有名人が狙われるでしょう。
テレビでは影響力が大きいので言わないのでしょうけど(気づいてないのかな?)、次のターゲットは芸能人やコメンテーターではないでしょうか。
それを見事にテレビは後押ししてしまいました。「本当に大丈夫?テレビ局」と言っておきます。

 

ミャクミャクさまさま

「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」の公式キャラクターの愛称が「ミャクミャク」に決まりました。
命名の意味は、「脈々」と未来に受け継ぐ、生命そのものである「脈」などからだそうです。

このミャクミャク、発表当時から物議をかもしていました。
「かわいくない」は、まだしも「気持ち悪い」「不気味」などの声も聞かれました。
怪物か、合成生物のような容姿に「…して、コロシテ」みたいなコラが作られたりもしました。
今回の名称決定で「ミャクミャク様」などと神に格上げされてさらに盛り上がっているようです。

これも不気味さという見た目からSNSのトリガーが発動し、そこから再度テレビが取り上げるという成功例を作っています。まさに万博の実行委員としてはミャクミャクさまさまでしょう。

 

ポカリの瓶

三つ目は、ポカリスエット公式部活動 「ポカリ写真部」。
「ポカリスエット」は、毎年夏に若者向けのプロモーションを行っていますが、これもその中の一つです。

今年は、写真展 第2弾「夏の! #青いボクら写真展 in東京スカイツリータウン」と題し、 7月18日~8月14日(日)まで開催します。
全国の10代が撮った作品だけを集めた写真展ですが、7月23日(土)24日(日)の2日間は、オリジナル自撮り写真館ブースや、先着500人への来場者プレゼントもあるそうです。
これもリアルからSNSへ発信してほしいという意味合いのイベントです。

もう一つ「ポカリ」絡みでは、ガラス瓶容器の「ポカリスエット」が発売され、こちらは記事にしました(これを書いたので写真部は記事にできませんでした)。
これは容器回収・再利用のプラットフォーム「Loop」を活用したもので、こういった動きはこれから広がりそうです。

このニュースを書いていて驚いたのが、王冠キャップの採用です。
コンビニエンスストアで今はないものが2つあり、一つがこの「王冠キャップ」なのです。
「王冠キャップ」というのは、栓抜きが必要な昔ながらのフタのことです。なぜコンビニにないかというと、今の「家庭には栓抜きがないから」なのだそうです。今回はスーパーでの発売ですが、スーパーでもできるだけ王冠のある飲料は置かないようにしています。

たぶんこれも、まずガラス瓶の珍しさから買った若者がSNSなどで「ウチ栓抜きないんだけど」「開けられない」とツイートすることを狙ったものか、もしくは「懐かしい王冠」「昔はみんな栓抜き使ってた」といったつぶやきを狙ったのかと思います。
そうそう、もう一つコンビニにないのは、「缶切り」が必要な缶詰です。缶切りも今の若い子は使い方知らなかったりします(公衆電話も使えなかったしね~)。

いずれにしろ、今は皆「アフターデジタル」の世界に生きていて、デジタルですべてが管理され、発信される。それを意識したプロモーションや行為が世の中に広まるというのは間違いなさそうです。

 

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