印刷とユーザーをデジタルでつなぐニュースサイト 

ネプコンジャパン開幕 サイネージ系でユニークな出展多数 同時開催ウェアラブルEXPO大盛況


【2016年1月15日】アジア最大級のエレクトロニクス展示会「ネプコンジャパン」が1月13日、江東区有明の東京ビッグサイトで開幕した。
同展示会はエレクトロニクス関連の総合展で、「インターネプコンジャパン」「エレクトロテストジャパン」「半導体パッケージング技術展」「電子部品・材料EXPO」「プリント配線板EXPO」「微細加工EXPO」の6展からなるイベント。今回は出展者2,230社超、期間中に国内外から9万1,000人が訪れる。
このほか、同時開催イベントとして今話題の「ウェアラブルEXPO」なども行われている。開催は今日1月15日まで。


ネプコンジャパン

川口電機製作所(小間番号:E49-12)は、銀ナノインクを使用したさまざまな製品を紹介した。
「静電モーター」は静電気を利用し、一見動力のないように見える薄い素材の上で物体を動かす特性がある。展示では、交通標識を模したサインの文字や記号を動かして、多くの来場者の目を引いている。

「大判のLEDフィルムサイネージ」では、都会の夜景を再現。配線を回路に置き換えることでサインを薄くしており、70度までの折り曲げに対応し、丸めて持ち運ぶことができる。
薄く、軽く、折り曲げられるという特長を生かせば、これまでのLEDサインとは異なる使い方ができそうだ。

ネプコン 029_R ネプコン 046_R

担当者は「一般的なサインのほか、クリスマスやハロウィンなど、一般の方が取り付ける飾りつけで力を発揮できる」と話す。
このほか「超大型基板」や「カラー基板」「立体基板」「多層基板」なども展示している。

関連記事:「今熱い!新規入会者殺到の「紙のエレクトロニクス応用研究会」とは? 印刷、広告業者から熱い視線」

川口電機製作所  銀ナノインクの独自技術を多数披露  「第 45 回ネプコンジャパン」に出展で1月13日(水)~ 東京ビッグサイトで開催


ムトーエンジニアリング(小間番号:E31-4)は、自社のプリント技術とLED照明を組み合わせた「インクジェット方式導光板」を参考出品した。

ネプコン 005 ネプコン 012

製品は特殊インクを使用しており、ガラスの間に描画。LED照明を点灯させるとイラストや写真がガラスの中に浮かび上がるというもの。ショーウインドーやサイネージなどはもちろん、社内のパーテーションとしても利用できるのではないだろうか。
さらに、樹脂への出力も可能で、立体成型できるため、スイッチカバーやフォトフレーム、ドームクロックなどの用途での提案も可能という。


チタンクリエイター福井(小間番号 :E21-001)
は福井県の企業が集まるブースに共同出展した。金属表面加工を得意とした7社が集まった事業体で、メガネで培った技術を生かした加工をしている。
ブースでは陽極酸化で発色させたチタンのカードを展示。このカードは酸化被膜の厚さにより異なる光の波長を出すことで色を調節しており、着色していないにもかかわらず、フルカラー表現を実現している。

ネプコン 079 ネプコン 083

「主に表札やルームドアプレートに使われているが、同展示会で披露することにより、他の用途を探りたい」と担当者。高級素材チタンを活用すればさまざまなグッズに応用できそうだ。


ウェアラブルEXPO

同時開催のウェアラブルEXPOは家電、ITベンチャー、眼鏡店、化学メーカー、繊維メーカー入り乱れての自社の提案を競っている。

ネプコン 049

中でも注目を集めていたのがセメダイン(小間番号 :E24-20)の「導電性ペーストで回路形成したLED素子ある着物」だ。
布自体に導電性を持たせることで、配線する必要がなく、さまざまなデバイスを布に直接載せられるという利点がある。
ブースではLEDを点灯させ、その特徴をアピールした。

ネプコン 093 ネプコン 095

担当者に話を聞いたところ「技術自体は5年ほど前からある。ウェアラブル分野に多数の製品が投入されたことで、この素材にも注目が集まり出した。布自体に導電性があり、基材にダメージを与えない技術は幅広い用途で活用できる」と自信を見せる。
すでにスイッチ部品など部材で活用されているが、同技術が主役となる製品が登場することが予想される。


JAWBONE(小間番号 :E23-38)
は、腕に巻いて使うフィットネストラッカー「UP3」「UP2」を出品した。
同製品は腕時計のように手首に巻き本体とスマホアプリを連動させて使うもので、睡眠状態の把握や、歩数計、脈拍、食事の記録などを支援する。
一度充電すれば1週間ほど使えるそうで、日常の装着によりさまざまな形で健康をサポートできるという。

ネプコン 067

価格は2万円以上といささか高いが「保険商品」や「スポーツ用品」「健康グッズ」などと組み合わせて販売すれば、ユニークなキャンペーンもできるのではないかと思わせる製品だ。

このほか、スマートグラス系の製品は多数出ていたが、ブラザー、シャープ、東芝などいずれも、工場やオフィスなど作業現場でのアシストを目的としたもので、これをつけて外を歩くというデザインではなかった。

ネプコン 054 ネプコン 060

しかしながら、装着して使用した人は口々に、リアルと映像の両方を意識せず見ることが可能と使用感はかなり向上している印象。
ぜひ、一般的な眼鏡型で安価な製品を発売して世の中を変えるメーカーに出てきてもらいたい。


Copyright © 2016 プリント&プロモーション(印刷とユーザーをつなぐニュースサイトのプリプロ) . ALL Rights Reserved.