【2016年9月15日】「キヤノンプロダクションプリンティングフォーラム2016」が9月14日に開幕。今日15日(木)まで、東京都港区港南のCanon S Towerで開催している。
主催はキヤノンマーケティングジャパン。
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この中で「キヤノンiPカレッジ」が、2日間合計6テーマで開催された。
初日の最初のセミナーでは「コンテンツマーケティングの命は“コンテンツ”」のテーマで、日経BPコンサルティング コンテンツコミュニケーション・ラボの古賀雅隆所長が講演した。
講演の内容は以下の通り。
コンテンツコミュニケーション・ラボは12月に発足した組織。デジタルコンテンツの作成と最適な配置といった専門性の高い内容を扱う。
コンテンツマーケティングのカギは
P誰に訴求したいか
O何を訴求したいか
Sどんな戦略で営業につなげるか
Tどんなデバイスツールを使うか
で決まる。
コンテンツマーケティングを世に広めたのはジョー・ピュリッジの著書「エピック・コンテンツマーケティング」だ。コンテンツマーケティングでは、メディアの借りるのではなく、自前のメディアを持つ。
そう言った活動は、それ以前から行われている。
NASAや農機具のファローなどがその先駆けで、ミシュランやGIジョーもその一つだ。
これらはいずれも紙媒体で行われてきた。
コンテンツを作るのに重要なことは「ターゲットの購買ステータスの把握」で、これを自動化できるのがマーケティングオートメションツール。しかし、自動化する以前に、しっかりとした戦略を意識する必要がある。
マーケティングというのは売るための仕組みづくりで、さまざまなツールをいかに組み合わせていくかが重要。その先に営業がおり、販売につなげていく。
マーケティングは購買につながる部分の前半を担い、究極の結論は「営業が動きたくなるアタックリストを作ること」だ。
そこには4Pから4Cへ発想の転換が必要。
客先では営業の見えない水面下で恐ろしいことが起こっている。
1見えないところ(水面下)で、導入検討の一時選定が終わっている
2問い合わせしないが、実はターゲットが商品を知りたがっている
3商談前はすでに相手先のデータから興味や関心、課題などを把握できる
4既存顧客が競合に乗り換えを検討し、頻繁にWebサイトを閲覧している
こういったことが実は起こっており、企業では案件の創出・発掘が重視されている。
このコンテンツマーケティングで、印刷を生かす方法はある。
忙しい層は実は日々数百送られてくるメールやWebを見ない傾向にある。
このため紙で送られてくるDMのような媒体の方が効果的だ。
このDMもデジタル印刷であれば、売り込みたい商材をユーザーごとに差し替えられる。
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