【2022年3月3日】ミマキエンジニアリングの「フルカラー3D プリンタの開発・商品化」が2 月 25日、「日本印刷学会 技術賞」を受賞した。
受賞者は同社の 八角邦夫氏、大井弘義氏、原浩文氏。
同賞は、印刷産業の発展や印刷技術の他産業への応用に特徴的な貢献をした技術内容に対して表彰されるもの。技術の新規性、独自性や市場での評価・実績などの面から審査される。
受賞したフルカラー3D プリンタ「3DUJ-553」は、3Dプリンタで初の1,000 万色以上のフルカラープリントを実現した製品。「3DUJ-2207」はその小型版として昨年頭移入された。
アクリル系 UV 硬化樹脂で造形するため機械的な強度が高く、表面のカラー領域が厚いため退色・消色しにくいという特徴がある。さらに、造形する際のサポート材が水溶性で、造形の後処理が容易で、精緻な立体造形が可能。
これらの新規性や独自性、特徴が高く評価され、今回の受賞に至ったという。
「3DUJ-2207」
ミマキエンジニアリング 池田和明社長
このたび、「日本印刷学会 技術賞」を受賞したことは、当社にとって誠に光栄なことです。
今回受賞した「フルカラー3D プリンタの開発・商品化」は、当社が創業以来培ってきた 2D カラー印刷の基本技術を拡張するとともに、強みを持つ「インクジェット技術」と「UV 硬化技術」を融合して、今後益々規模が拡大すると見込まれる 3D プリント市場で求められていたフルカラー造形のニーズに真摯に向き合い、世界に先駆けて開発・商品化したものです。
これにより、色彩鮮やかな立体造形物を容易に制作することを可能とし、商業・産業用途だけでなく学術・芸術・教育用途など、様々な分野での活用が広がっています。
今後も、当社の「3DUJ-553」及び「3DUJ-2207」の販売拡大を通じ、フルカラー3D プリント技術を活用した新たなビジネスモデルを提案していくとともに、印刷産業の更なる発展に貢献する技術開発に取り組んでまいります。
ミマキエンジニアリング
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