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凸版印刷 食品などの軟包装事業を展開する「InterFlex Group」(米国)を子会社化し 透明蒸着バリアフィルム

【2021年7月28日】凸版印刷は7月23日、Interflex Investment Partners, LLC(本社:米国ノースカロライナ州)の100%子会社で、食品などの軟包装事業を展開する「InterFlex Group」の株式譲渡契約を締結し、子会社化した。

凸版印刷は同買収により、米国で生産を行っている、世界トップシェアの透明蒸着バリアフィルム「GL BARRIER」と、InterFlex Groupの持つ、製袋などのコンバーティング拠点を融合させ、欧米市場において包装材料の供給から、最終製品までをワンストップで提供可能となる。

 

また、これを皮切りに「欧米でのサステナブルパッケージの供給実績を活かして、グローバルな幅広い顧客に対するモノマテリアル材料の供給を拡大し、持続可能な社会の実現に貢献する」としている。

凸版印刷は2016年4月に、欧米で透明蒸着バリアフィルム「GL BARRIER」の製造販売拠点として「TOPPAN USA ジョージア工場」を竣工。日本国内だけでなく、北米や欧州、中南米エリアへの販売を強化している。
さらに、2021年度を初年度とする中期経営計画(2021年4月~2023年3月)を2021年5月に発表し、基本方針として「Digital & Sustainable Transformation」を掲げていた。
中でも重点施策の一つとして、パッケージ事業においては、サステナブル需要の獲得と地産地消体制の構築によるグローバル展開を加速している。

一方のInterFlex Groupは1975年創業。米国ノースカロライナ州にグループ本社を置き、各種食品向けの軟包装を製造・販売しており、北米に3カ所、英国に2カ所の製造拠点を保有し、約430名の従業員が在籍するグローバル企業グループ。

凸版印刷は既にコンバーティング事業を展開しているアジア(インドネシア・上海・タイ)に続き、InterFlex Groupの持つ欧米のコンバーティング拠点を加える事で、グローバルに当社の包材を供給できる体制を整える。
これにより、モノマテリアル材料を含めた包装材料から最終製品までをワンストップで提供することのできる、グローバルパッケージメーカーとなることを目指す。

 

対象企業の概要

GL BARRIER
https://www.toppan.co.jp/living-industry/packaging/products/barrier_film/

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