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日本広告審査機構(JARO) 企画展「愛と苦情の広告史 〜あなたも広告にひとことを〜」を開催 4月29日~6月14日、アドミュージアム東京

【2025年4月16日】日本広告審査機構(JARO)は、4月29日(火)から6月14日(土)まで、アドミュージアム東京(東京・汐留)で企画展「愛と苦情の広告史 〜あなたも広告にひとことを〜」を開催する。

JAROは、虚偽・誇張・誤認を招く広告の是正を目的に1974年に設立された民間の自主規制機関。広告主、媒体社、広告会社、制作会社などが会員として参加しており、2025年3月時点での会員社数は878社。50年間の受付件数は累計約26万件にのぼる。

同展は、広告に対して寄せられる生活者の声に着目し、広告と生活者の関係性の変遷を紹介する内容となっている。JAROは2024年に創立50周年を迎え、記念事業として「苦情の50年史」サイトを公開した。展示ではその内容を軸に、江戸・明治時代の広告も取り上げながら、広告が社会とどう関わってきたかを振り返る。

展示は5つのゾーンで構成され、ゾーン1「いまだったら、あやしい広告?」では、日本の広告のはじまりを紹介。ゾーン2「テレビは、にぎやかなる窓だった」では、テレビCMが浸透した時代に焦点を当てる。

ゾーン3「苦情の50年史」では、JAROが昨年公開した年表コンテンツをもとに、1974年からの苦情の傾向や件数を可視化。たとえば、1980年代にはテレビCMに関する苦情が増加し、1990年代には消費者金融の広告への指摘が急増。2000年代以降は通信サービス、2010年代にはインターネット広告の不適切表示が多く見られた。1978年のスーパーカーショー、1994年のいびき防止器、1999年の閉店セールといった具体例も展示する。

ゾーン4「広告の明日はもう始まってる?」ではSNS時代の広告を紹介し、ゾーン5「あなたも広告にひとことを」では来場者が広告への思いを自由に記すことができる参加型コーナーを設ける。

入場は無料で、開館時間は火曜から土曜の12時〜18時。日曜・月曜は休館(不定休あり)。

企画展の詳細はアドミュージアム東京の案内ページ
https://www.admt.jp/exhibition/program/

 

 

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