【2018年11月30日】コムネットはこのほど、GCC社製カッティングプロッタの新モデル「Jaguar(ジャガー)VLX」を発売した。
「JaguarVLX」は、極小ロットのラベル・シール・ステッカー製作に適した、自動給紙(搬送)機能付きの小型カッティングプロッタ。
価格は94万8,000円(税別)と1,000万円以上の大型機が多いシール・ラベル生産機に比べ、10分の1ほどの低予算で導入できる低価格な製品となっている。
対応メディアサイズは、A4サイズから最大B3サイズまで。小ロットでも、生産性が高いB3サイズへの対応で、ユーザーの作業を容易にする。また、縦向きにはA3ノビサイズに対応しており、効率的の良い面付けが可能という。
カットは自動化されており、印刷した専用のレジストリマーク(トンボ)を赤外線センサーで読み込み、1枚ごとにカットする位置を自動で見当合わせする。このため、トンボを読み込んだ後に再度位置を微調整するといった設定が不要。
カットデータをEPSなどに変換して、専用ソフトにインポートする必要がなく。イラストレーターやCorelDRAWなどのグラフィックソフトへドライバーをインストールするだけ。家庭用プリンターのように手軽に出力できる。
小型でありながら、自動給紙(搬送)機能を搭載。自動位置合わせ機能が充実し、マシンにオペレーターがはりつく必要がなく、導入によって人件費の削減もできる。
給紙搬送は、吸盤と吸気によって行う。吸盤は安定性のある4点保持を採用。吸盤の位置を変更・調整でき、4つのうちの1つを閉じることで吸気を強くでき、光沢紙のような平滑な紙や厚みのある紙でも定期性な吸着を維持できる。
紙詰まり(ジャム)を防止する機能もあり、2枚以上給紙しないように紙を落とす「ピック」、静電気による紙の重なりを防止する「ファン」(4か所)、給紙がうまくいかなかった場合でも3回まで給紙を行う「リトライ機能」など、自動化を支援する機能が満載されている。
このほか、カットしたシートを受けるバスケットなどを用意している。
用途は、銘板シールや価格の訂正シール、商品ラベル、POP、販促品、ノベルティ、サイン、案内表示、ステッカーなどさまざまなものを1枚から作成可能。
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