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アドトラック「O3 TRUCK」登場 ネガティブイメージや感覚依存から脱却 AIで広告効果を可視化・データドリブン・規制に完全対応 UNICORN

【2025年10月30日】アドウェイズの子会社であるUNICORN(東京都新宿区)は、AIによって広告効果を分析・最適化する運用型アドトラック「O3 TRUCK(オースリートラック)」を正式にリリースした。

日本のOOH(屋外型)広告市場は電通の調査によると2024年に4,487億円規模に達しており、アドトラックはその中でも大画面・音・移動を活かした高い訴求力を持つメディアとして注目されている。

一方で、アドトラックにはネガティブな印象が付きまとう。
「過度な演出を行うトラック」が多く走行していた例もあり、ブランドイメージにマイナスの影響を与えると考える広告主も少なくないという。
もうひとつは走行ルートの「感覚依存」。広告効果の最適化を目的とした「運用」という概念自体が確立されておらず、担当者の感覚やイメージで走行ルートを決め、広告効果のフィードバックもなく、費用対効果が不明瞭なままだった。

UNICORNが開発した「O3 TRUCK」は、こうした課題を解決する「アドトラック3.0」として設計されたもの。AIによる視認データの計測とルート最適化、そしてクリエイティブ制作からレポーティングまでの包括的なサポートを特徴としている。

AIカメラを搭載し、「3秒以上しっかり広告を見た人」をリアルタイムで計測することで、これまで推定値でしか把握できなかった実際の視認者数を明確化。収集したデータは個人を特定できない形で処理され、集計後は即時に削除される仕組みを採用している。

また、膨大な人流データからターゲット層が多いエリアを割り出し、現地調査を踏まえて最適な走行ルートを設計。天候や交通状況に応じてリアルタイムで経路を調整し、得られたデータを学習させることで効果を継続的に高める。従来の感覚的な運用を排除し、完全なデータドリブン型の運用を実現した。

さらに、広告表現や音量などの各種規制への対応を徹底し、ブランド毀損リスクを回避。走行後は詳細なレポートを提供し、次回施策の提案まで一貫して支援する。

UNICORNは今後も「O3 TRUCK」の機能アップデートを進め、「運用型アドトラック」という新たなスタンダードの確立を目指すとしている。

「O3 TRUCK」公式サイト
https://o-3.ai/contact

UNICORN公式サイト
https://unicorn.inc/

 

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