ぐるなびとエプソン　デジタルサイネージの活用の飲食店向け新サービス「ミセメディア」を開発　メニューと連動し商品開発も可能

【2024年8月29日】ぐるなびとエプソン販売（エプソン）は、初の共同事業として、デジタルサイネージ活用の飲食店向け新サービス「ミセメディア」を開発した。

「ミセメディア」は飲食店内にプロジェクターなどの大型ディスプレイを設置し、大画面の映像によって視覚に訴え、接客や提供メニューまで展開可能な来店客の五感に訴える体験型の新しいメディア。

このサービスにでは、スポンサー（企業・自治体）が大型ディスプレイを通じ、PRに加えて、作り手の思いやストーリーを展開。来店客同士で会話のきっかけが生まれ、注文も可能なため、五感に響く体験が生まれるという。
また、タイアップメニューなどのメニューフェアとアンケートなどにより、商品訴求とともにメニュー開発を全店舗で行える。
プロモーションは、ぐるなびが厳選した首都圏の人気飲食店で可能。事前に行った実証実験においては、来店客の映像に対する視認率が約70%だった。

現在、フィルターバブル現象（検索履歴やクリック履歴などを分析して情報が取捨選択される）により新規顧客への情報伝達が課題となっている。また、街中での試食の機会や地域の特産品等の魅力を伝えるリアルの体験機会の減少という課題があった。
こうした企業・自治体がプロモーションを実施する上での課題を「ミセメディア」が解決するという。

ぐるなびは、これまでの消費行動に大きな変化をもたらしたコロナ禍を経て、飲食店の売上拡大や顧客づくりに貢献する新規サービスの創出を検討してきた。
一方、エプソンは、お客様の困りごとを起点とした新しいビジネスモデルの開発を行ってきた。
今回のプロジェクトは、こうした両社の意図が合致したもので、飲食店を企業や自治体にとって新しい情報発信の場にするものという。

今後、両社は、双方の強みを活かした本共同事業を通じ、「ミセメディア」が社会インフラとして定着し、継続的に価値提供ができるよう活動を展開していくとしている。

ミセメディア
https://misemedia.jp/

ぐるなび
https://corporate.gnavi.co.jp/profile/outline/

エプソン販売
https://www.epson.jp/corporate/about/profile.htm