【2024年1月31日】サトーは1月末から、RFIDを用いた作業実績の記録・管理アプリケーションを提供開始する。これは、製造業のDX(デジタルトランスフォーメーション)に対応し、工場の製造工程管理の強化を目的としたもの。
同アプリケーションで得た実績データは、以下の生産性向上のために役立てられる。
①作業進捗
計画の遅れがある場合には作業者の応援、生産計画の組み換えなど柔軟に対応
②各工程の作業時間
生産コストや原価を正確に把握し、利益改善に活用
③間接作業の時間
生産付帯作業時間から、準備工程や部品・工具の配置などの改善が可能
④作業者ごとの生産実績
各作業者のスキルの可視化で適切な評価、効率的な人員配置を実施
製造業では、労働人口の減少、原価や人件費など製造コストの上昇といったさまざまな課題に直面する中、製造工程管理の自動化への取り組みが活発化している。
また、データとデジタル技術を活用してビジネスを変革させるDX化への関心も高まっている。
ただし現実的には中小規模の工場の現場ではアナログ作業もまだ多く、各製造工程の「着手」や「完了」の記録・管理を、手書き入力やバーコードの読み取りで行っている実態がある。
そこでサトーは、製造工程管理の精度向上に向けて、RFIDの付いた作業指示書を読み込ませるだけで、作業工程の詳細を簡単に自動収集できるアプリケーションを提供。
バーコードや2次元コード方式に比べると、スキャンレスで実施できるため担当者の負担も減り、読み込み漏れも帽子で気、正確な進捗実績の収集ができるという。
また、生産実績やモノの移動をリアルタイムに把握できる。
Copyright © 2024 プリント&プロモーション . ALL Rights Reserved.