【2022年9月13日】インクジェット出力事業協同組合は9月12日、埼玉県の平岡織染草加工場で、工場見学・研修会を開催した。
平岡織染は1902年(明治35年8月)「染辰染工場」として創業され、1907年には関東において初めて「別珍コール天」の染色を行なったという老舗企業。現在はターポリンやインクジェットメディアなどの生産を行っている。
見学会は、まず同社の概要や製品を説明するセミナーで始まり、営業1部営業本部長の金子昌弘氏が以下のようにあいさつした。
「日頃から当社のメディアである『アドマックス』シリーズをご利用いただき、また遠方からの訪問に感謝する。ユーザーに直接お話しできる、またお話を伺えるのは貴重な機会なので存分に見学いただき、情報交換させていただきたい」。
さらに、同社草加工場長の中谷宗弘氏が「この工場ができた時は、周りはほとんどが田んぼか畑だったそうで、今年で60年目を迎える。じっくりご覧いただき、ものづくりの現場を感じていただきたい」とあいさつした。
見学前のセミナーでは、技術1部係長の三橋直史氏が同社の概要や技術、研究開発、品質管理、製品と用途分野などを解説した。
工場見学は2班に分かれ、工場内の加工機を見学「コーティング加工」や「カレンダー加工」のほか、「貼り合わせ」の現場を解説を受けながら視察した。
平岡織染草加工場は1962年(昭和37年)に開設で、同社が東京以外で最初の工場。敷地面積は7,000坪あり、東京ドーム半個分の大きさがあるという。
見学後、新製品の「アドマックスSTJ-V200FD」を紹介。質疑応答では、「端材の使い道」や「共同購入」「SDGsへの対応」など活発な情報交換が行われた。
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