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【ちょいとコラム】エスカレーター「左関東、右関西」のヒミツ!? 「本当は歩かないでください」キャンペーン始まります


【2015年7月20日】「左ヒラメに右カレイ」は、平たい底魚の見分け方だ。
さて「左関東、右関西」はなんだろう。これはエスカレーターで立ち止まる場合、左右どちらに寄るかを表したもの。
関西での起源は「1960年代に阪急電鉄が梅田駅で混雑時にアナウンスで呼びかけたことがきっかけ」とか、「大阪万博の時に海外と同じ左側を開けるようにアナウンスがあった」とか諸説ある。
関東の起源は不明だが、実は九州は左。東北も、北陸も、北海道も記者の知る限りでは左。今、岡山の知人に聞いたら「岡山でも左」という。
大阪文化圏にある京都も(というと京都人は嫌がるが)京都駅に限っては左側通行になることが多い。他地域からくる人が多く、左側よけがマジョリティーになってしまうためのようだ。じゃあ、正確には「左関東、右大阪」か。

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起源は武家と町人?
ちなみに記者は起源の根底はもっと古く、関東の武家文化、大阪の町人文化が影響しているのではないかとみる。
武士は左腰に刀を差している。これで左側を通過されると、武士の命の刀に触れてしまう可能性があるからだ。

エスカレーターで旗本の左側を通った町人の子供が、刀をカチリと鳴らせてしまったら「えええい!無礼者!手打ちにしてくれる!!」。そこに慌てたおっかさんが駆け寄って「どうぞ、お武家さま、お命だけはお許しくださいまし。いいえ!あたしをお斬りくださいまし」てなことになるからだ。
子供じゃなく、町火消しだったら「おう!サンピン!背中からスパッとやりやがれ!てめえのナマクラで、俺の背中のこの竜が切れるかどうか!試してもらおうじゃあねえか!」とどっかとエスカレーターに大あぐらをかき、もろ肌脱いで見得を切る。
「よっ!成田屋!!」と掛け声がかかり、歌舞伎の一幕がそこに現れる。

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一方、大阪は町人文化、刀を差しておらず「わてら、刀なんぞ関係あらしまへん。右によけまっさかいに、左通ってもろたらよろし。まいど。まいど」的な感じで、ルールが決まったはずだ(あくまでも記者の主観です)。

「みんなで手すりにつかまろう」キャンペーン開始
長い前置きは終了して、ニュースです。
日本エレベーター協会をはじめ、全国の鉄道事業者51社、商業施設、森ビル、羽田空港、成田空港、日本民営鉄道協会、日本地下鉄協会は7月21日(火)から、「エスカレーター『みんなで手すりにつかまろう』キャンペーン」を開始する。

同キャンペーンでは、エスカレーターでは立ち止まり、手すりにつかまって利用しようというもの。駆け上がり、駆け下りなど行った場合、転倒や接触の危険があるためだ。
それもこのお達しは、後援が国土交通省と消費者庁という、お上のお墨付き。ポスターやディスプレー広告、ポケットティッシュの配布も行われるそうで、かなり本格的に行われる。

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左右の別はあれど、急いでいる人のために片側を開けるのはすでに文化として根付いているような気もするが、どうなのだろう。
習慣を変えるよりも、片側を開けても安全なエスカレーターを作ってくれないだろうか。それでこそ技術大国日本。サムライ技術者よ出てこい!
(あくまでも記者の主観です)

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