【2022年7月27日】プラグのパッケージデザイン評価サービス「パッケージデザインAI」はこのほど、大王製紙の新製品「エリエール消臭+トイレットティシュ―」のデザイン開発で採用された。
「パッケージデザインAI」は、1020万人の消費者調査の結果を活用し、同社が東京大学と共同研究したシステム。消費者がデザインをどのように評価するかをAIが予測する「評価AI」と、デザイン生成と評価を繰り返し行い1時間で1,000のデザイン案を生み出す「生成AI」がある。
大王製紙では「評価AI」を活用している。
大王製紙では2020年の新型コロナの影響で消費者調査ができなくなり、調査に代わる手段としてパッケージデザインAIを活用開始。すでに複数の商品で、パッケージデザインAIを活用している。
今回は「エリエール消臭+トイレットティシュ―」のリニューアルにあたり、CLT(会場調査)にかける案を決めるデザイン選定の際、パッケージデザインAIを活用した。
この導入により、従来消費者調査にかかっていた1~2カ月の期間が10~20分で完了したという。
デザインの絞り込みは、社内での協議と社内調査を経て7案に絞り込み、さらにCLT(会場調査)用の3案への絞身をパッケージデザインAIで行った。
AIが予測する好意度が高いもの、伝えたいイメージ項目が高いものから3案を選定。また、ヒートマップから3案とも訴求ポイントが伝わっていることを確認できた。
また、「パッケージデザインAI」の結果と消費者調査での結果の比較は、順位が一致した。
大王製紙では、2020年のコロナ禍でマスクが市場からなくなった時期に、国内に生産ラインを作り、早急にマスクを発売することになった。この時に、パッケージデザインAIを導入し、画像の用意から結果の表示に10分もかからず、分析結果を資料にまとめるまで1時間もかからなかったことから評価を得たという。
大王製紙 H&PC部門 マーケティングコミュニケーション部 中村亘氏
パッケージデザインAIを使う最大のメリットは時間短縮とコスト削減です。消費者調査は、調査設計から結果分析まで1~2か月を要しますが、AIを使えば、10~20分で完了します。消費者調査と比較して、低コストで実施できることも魅力的です。直近、当社では入稿までの時間短縮が課題となっているため、工程が短い案件ほどAIが重宝しています。
また、短時間・低コストで実施できることから、これまで消費者調査をしてこなかった期間限定品や軽微なリニューアルにも調査をかけることができるようになりました。今後はデザイン制作の工程内で、AIを繰り返し使って『デザイン分析』と『修正』を行い、よりよいデザインの開発につなげていきたいです。
パッケージデザインAI
https://hp.package-AI.jp/
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