【2022年6月28日】タカヨシは8月中旬から、TBMの紙代替素材「LIMEX Sheet(ライメックスシート)」を使用したラベル製品を発売する。
「LIMEX」は、石灰石を主原料とした素材で、紙やプラスチックなどの代替となるもの。炭酸カルシウムを中心に無機物を50%以上配合した複合素材で、木材や石油原料をほぼ使わず、水の使用量や温室効果ガスの発生を抑え、焼却時も約58%CO2を削減する。
「LIMEX Sheetラベル」は、この素材の特性を生かし、一般的な合成紙ラベルや紙製ラベルと比較し大幅に環境負荷を低減する製品となる。
開発の背景には、2030年までに起こる約80億トンの資源不足、2050年まで世界人口の50%が高い水リスクに陥るといった予測がある。
また、SDGsをはじめ日本でもプラスチック資源循環促進法(プラ新法)が今年4月に施行され、2030年までにバイオマスプラスチックを200万t導入という指標も掲げられている。
タカヨシでは今年4月、新潟市内の本社工場で、「LIMEX Sheet」80μmの粘着ラベル用基材の開発に向けたテスト印刷を実施。TBMの立ち合いのもと発色などの品質チェックを行った。
今後、主力であるラベル製品を中心に採用し、8月中旬以降、全国へサンプル配布や案内を開始する予定。
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