【2019年12月20日】エプソンは2020年1月中旬、サイン&ディスプレイ業界向けに、エコソルベントインク系インクジェットプリンタ(IJP)「SC-S80650L」と「SCS60650L」の2モデルを発売する。
両製品とも、大型のインクパックを採用し、インク交換の頻度や手間を削減する設計となっている。
インクパックを採用した「SC-S80650L」と「SCS60650L」
「SC-S80650L」は10 色インクタイプ、「SCS60650L」は4 色インクタイプで、現行モデル「SCS80650」「SC-S60650」が持つ「高画質」「高生産性」「信頼性」はそのままに、インクカートリッジからインクパックに重点方法を変更。2倍以上のインク容量があり、大量出力時のカートリッジ交換頻度を低減している。
また、使用済みのインクパックは、インクカートリッジと比較して約90%保管スペース削減を実現し、省スペースでの運用が可能になった。
出力速度は「SC-S80650L」が 13.2m²/h(8pass 720×720dpi、塩ビ production モード時)「SC-S60650L」が17.6m²/h(6pass 720×1,440dpi、塩ビ production モード時)。用紙幅はいずれも300〜1,626mm(64インチ)に対応している。
メディアの重量や形状などを感知・制御するオートテンションコントロールシステムを搭載し、紙送りの精度を高め、使用するメディアが異なっても安定した紙送りができる。
また、プリンタ内部の微粒子やインクミスト付着を防止する空気循環システム、インク沈殿による色むらを抑制するインク撹拌機構によりプロント品質を整え、安定稼働を実現する。
このほか、プリントヘッドとプリントヘッドガードの表面から毛羽やホコリを布ワイパー機能も搭載している。
価格は「SC-S80650L」が2,500,000円、「SC-S60650L 64 」が2,500,000 円。
なお、既存の「SC-S80650」「SC-S60650」「SC-S40650」と測色器(EO2BAS)がセットになったモデルを、新たに商品ラインアップに加えおり、コーポレートカラーなど、厳しい色管理が必要なユーザーに向けての展開も進める。
エプソンでは、新商品含むエコソルベントインク搭載大判IJPの販売台数を今後 1 年間で約400台と見込む。
製品仕様
https://press.epson.jp/s/pdf/2019/191216_documents_sc-s80650l.pdf
Copyright © 2024 プリント&プロモーション . ALL Rights Reserved.