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国内初 内側に撥液性のある「食品向けレトルトパウチ」を開発 2019年春に発売

【2018年9月28日】凸版印刷はこのほど、国内初のパウチ内に撥液性を持たせた「食品向けレトルトパウチ」の新製品を開発。2019年1月から、パスタソースやカレーなどのレトルト食品や調味液、食用油を扱う食品メーカー向けにサンプル出荷を開始し、2019年春には発売する。

食品向けレトルトパウチの新製品 凸版印刷
従来品(左) と今回開発の撥液機能を有するパウチ

同製品は、パウチと食品との接触層に使用されるポリプロピレン(PP)樹脂に、凸版印刷独自の樹脂ブレンド技術を活用した加工を施して、撥液機能を付与している。
これにより、内容物の取り出しやすさの向上を実現し、パウチを開封して食器に中身を移す際、パウチの内側に付着して残りがちな食品や調味液などの内容物の量を、従来の食品向けレトルトパウチと比較して約20%低減している。
また、しぼり出さなくても内容物を素早くきれいに取り出せるため時短調理にもつながり、生活者の利便性の向上に貢献するという。

食品向けレトルトパウチの新製品 凸版印刷

凸版印刷は本製品をパスタソースやカレーなどのレトルト食品や調味液、食用油を扱う食品メーカーに向けて拡販。同製品の技術を食品向けレトルトパウチ以外の各種容器にも展開し、2020年度に関連受注を含め約30億円の売上を目指す。

なお、同製品は10月2日(火)から5日(金)まで開催される「TOKYO PACK 2018 - 2018東京国際包装展 -」(会場:東京ビッグサイト)の凸版印刷ブース(東2ホール・小間番号2-42)で展示される。

 

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