【2017年9月29日】アスカネットは「エアリアルイメージングプレート(AIプレート)」の量産化を実現。
10月3日~6日、千葉市美浜区の幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN2017」にこの装置を出品する。
「AIプレート」は、メガネや透明スクリーン、水蒸気などを使用せず、中空に立体映像を映し出す装置。従来はガラスと鏡を使用して、製造していたが、工程に時間がかかり、生産の際のコストも高価となっていた。
同社では「CEATEC」での展示に先行し、9月28日、東京都港区のアスカネット東京支社で「プレスカンファレンス」を実施。この「樹脂製AIプレート」を限定公開した。
展示された「樹脂製AIプレート」は小型のボックスタイプ。浮き上がった映像ではファッションショーや有名な建造物の夜景などの映像が流された。
「AIプレート」はこれまで、ガラスに細かい切れ目を入れて、積層すること作成していた。しかし、この方法では加工が難しい上、時間がかかってしまう。さらにはガラス製であるため、運搬・輸送時の破損なども気を付けなければならない。
アスカネットでは。これを樹脂製にすることで、量産化に成功。運搬なども手軽にできるようにした。
しかし、樹脂製はガラス製に比べ映像が暗く、ゆがみなども大きいといった弱点も抱えている。
担当者は「さらに加工精度を上げることで、明るさや映像の切れをよくし、商品化による採用を目指したい」と話す。
同社では、デジタルサイネージなどの広告向けのディスプレイや、工業危機の非接触タッチパネルとしての活用を見込んでおり、今後、商品の販売を強化していく。
CEATEC JAPAN2017
http://www.ceatec.com/ja/
CEATEC「アスカネット」ブース情報
http://www.ceatec.com/ja/exhibitors/detail.html?id=9592
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