【2016年8月26日】三菱 UFJ 信託銀行(MUTB)はこのほど、色の配列でデータを表す自動認識コード「カラービット」を、ローン書類を管理するシステムとして導入した。
システムを納入したのは自動認識などで知られるサトー。
カラービットは、赤、青、緑の3色を使ってデータを表す自動認識技術。バーコードなどと異なり、一度に複数のコードを読み取ることが可能な上、RFIDよりも安価に導入できることから、大量の書類などの管理で活用が期待されていた。
今回、三菱UFJ信託銀行では、借入申込書や本人確認資料など数多くのローン書類を扱うリテール融資業務部で同システムを導入し、膨大な書類一点一点の所在を正確に効率的に管理することが導入の狙いという。
導入により、棚卸作業の時間が約13分の1になった。
三菱UFJ信託銀行では月1回の棚卸を、台帳と書類の照合やデータ入力を手作業で行っていたが、導入後はカメラで読み込むだけで書類の全数確認ができ、213 時間の作業が 16 時間に短縮したという。
また、日常の業務でも探したい書類のコードを専用ソフトへ入力することで、ソフトの画面上で該当する書類のカラービットコードが赤く光り、膨大な書類の中から必要な書類を瞬時に探し出せる。
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