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大日本印刷 希少な外国語原書をPODで印刷・販売へ 米最大手の取次会社子会社とパートナー契約


【2021年8月24日】大日本印刷(DNP)はこのほど、米国最大手の取次会社イングラム社の子会社であるライトニングソース社と、「グローバルコネクトプログラム(グローバルコネクト)」でパートナー契約を締結した。

ライトニングソース社は、需要に応じて少部数印刷を行うPOD(Print On Demand)事業を手掛ける企業で、米国や英国、豪州に製造拠点を置いている。

グローバルコネクトは、この拠点地のない国で、世界中の出版社から許諾を受ける書籍のオンデマンド製造・販売を展開する事業。同事業では、パートナー契約が1つの国・地域につき1社に限定されており、今回、DNPは日本唯一の契約会社として、日本国内に向けたサービスを8月から開始する。
これにより、グローバルコネクトは、日本を含めた世界の15ヵ国(27地域)に展開される。

DNPは、ライトニングソース社が各国の出版社から許諾を受けた作品を、グループ会社である丸善雄松堂の書籍販売サイト、ナレッジワーカー(https://kw.maruzen.co.jp/)より提供を開始。また、今後は自社が運営するハイブリッド総合書店「honto」の書籍販売サイトやAmazonでの出品・販売を予定している。

注文があった書籍は、DNPが小ロットに対応したPODによって必要な部数を製造し、提供する。
これにより、研究者や専門家をはじめ、日本の生活者が世界の出版社の多様な言語・ジャンルの書籍、特に従来取り扱いの少なかった中南米やアジア等の書籍を幅広く購入できる。

背景には、専門書や学術書など、分野需要がありながら、調達が困難な書籍があるという現状がある。
グローバルコネクトでは、オンデマンド印刷により、コストを圧縮し、豊富な品揃えで迅速に提供可能となる。

今後、DNPは、グローバルコネクトへの参画を通じ、世界中の国・地域の出版社から多様な言語やジャンルの書籍を調達。生活者ニーズに応えるとともに、出版物の販売機会の損失を防ぐなど、出版業界全体の活性化につなげる。
グローバルコネクト関連の事業では、5年後に30億円の売上を目指す。

 


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