【2015年7月3日】「第28回 インターフェックス ジャパン― 医薬品・化粧品・洗剤 研究開発・製造技術国際展 ―」(リード エグジビション ジャパン主催)が7月1日から、江東区有明の東京ビッグサイトで開催されている。本日は開催最終日だが、印刷・包装関連企業の見どころをデジタル印刷を中心にピックアップしてお届けしたい。出かける前にチェックしていただければ幸いだ。最終日の今日は午後5時まで開催。
デジタル印刷機は印刷業界では全盛だが、医薬品業界にも「カラーでバリアブル印刷を」と望む声があり、これに応える形で各社が活用法を提案している。
初出展の岩崎通信機(☎03-5370-5476)は初出展。「医薬品の展示会には初出展。来場者の意見を聞きながら、活用の方法を探りたい」と担当者が話すように、インクジェット(IJ)デジタル印刷機「LabelMeister EM-250W」「同EM-250」の印刷サンプルを展示し、それを評価してもらうといった展示内容だ。
特に目立ったのははポンプ式のボトルに貼付したフィルムラベルで、ピンクを基調としたグラデーションでヘアケア製品のパッケージを表現した。このほか可変情報を含むGS1データコードの連続印刷や白インクを使った印刷、微細な文字表現、長尺印刷などデジタル印刷機の特性を生かしたさまざまなサンプルを展示し、配布している。
紀州技研(☎073-445-6610)の「IJデジタル印刷機「HQ8000FC」は今年4月にリリースしたばかり、これまではモノクロによる賞味期限などの印字中心だったが、フルカラー化したことにより、外箱やカラーが義務化するGHSラベルなどの需要獲得を目指す。導入時にヘッドの向きや高さを調整できるため、包装システムへの組み込みに適している。
また「HQ10000」では、可食インクを使った錠剤へのカラー印刷を実演。担当者は「可食インクを開発してから需要が増した」としており、薬剤だけでなく他の食品への応用も効きそうだ。
ナビタスビジョンソリューション(☎045-710-0584)は、印刷の間違いや汚れ、異物混入などを検出する検査装置を出品した。新製品の「NC- Bottle‐HB(ハイブリッド)」は、ボトル上の容器の上面・底面・内部・側面を1回で検査できるシステム。これまでは難しかった容器の全体検査のワンパスをユニークな気候で実現している。検査速度は毎分40~60本。このほかに卓上ラベル検査装置の「NaviLab-Lite」などを紹介し、こちらも注目を集めている。
キヤノンファインテック(☎050-5559-0064)は、カラーラベルプリンタ「LX-P5500」を出品している。卓上サイズのプリンタで、フルカラーでの印字が可能。製造現場などラベルが必要なシーンですぐに作成できることが強み。
担当者は「GHSラベルは2017年に義務化が決定しており、この市場に拡販する。手作り品など少量生産の食品用のラベルやPOP、名刺印刷用でも採用が増えている」としている。
サトー(☎0120-090-310)は印字と検査を同時で行えるプリント検査システムを参考出品している。これはサトーのプリンタ「CL4NX」とイーズ(☎03-3660-6335)の検査装置を連結し実現したもの。印字と検査を効率よく行える。
また、先日発表されたRFIDによる薬剤管理装置「キャビレオ」も初披露されている。キャビレオは管理物の消費期限などまでデータ化されており、消費期限切れによる無駄などを徹底的に排除する。
キャビレオの実演
シール・ラベル印刷会社のタカラ(☎03-3707-5122)は、印字からラベリングまでのさまざまなシステムを披露。また、ユニークな絵柄をQRコードに組み込める「LogoQ」シリーズから国旗などをデザインできる「FlagQR」の販売を開始したことを訴求している。
このほか、ラベリング装置では、日本テクノロジーソリューション㈱(☎079・443・1613)が、熱旋風シュリンク装置「TORNADO」を実演している。小ロット生産向けの装置で、少量の医薬品ボトルやPETボトルで効果を発揮する。熱風はトルネード方式という4方向からの吹きつけで、一瞬でシュリンクするため、中身への影響や印字のゆがみも少ないという。
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