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【速報】「コンバーティングテクノロジー総合展2020」開催中 デジタルプリント中心にレポート

【2020年1月30日】「コンバーティングテクノロジー総合展2020」が1月29日、江東区の東京ビッグサイトで開幕した。開催は1月31日(金)まで。

「コンバーティングテクノロジー総合展」は、フィルム・シートや金属箔、紙・板紙、不織布、合成紙などのウェブ・シート素材を加工する技術と材料、装置に関する総合展。
今回は約250社(500小間)が出展し、期間中の来場者は50,000人を見込む(同時開催展含む)。
同時開催は「新機能性材料展2020」「JFlex 2020」「3次元表面加飾技術展2020」。このほか多数のセミナーも行われる。

プリント&プロモーションでは、デジタルプリント関連を中心に会場の速報を写真と動画でお伝えする。

 

レポート


ミマキエンジニアリング
は自社のインクジェットプリンタ(IJP)と加飾の新開発品を出品。
「UCJV300-107」では、軟包装用のプルーフをイメージした、20μmのOPPフィルムへのダイレクトプリントを行っている。担当者は「グラビア印刷の会社に知ってもらいたい」と話す。

参考出品の「MLC-605mart」は、デジタル塗布機で、クリアニスを必要な部分に版なしで加工できる。印刷物への加飾や点字などでも利用可能という。

富士フイルムは、デジタル印刷機「JetPress540WH」「同WV」などとアナログ印刷機を組み合わせた包装やラベルのサンプルを展示している。
展示されたのは「インクジェット+白グラビア」「インクジェット裏刷り+同表刷り」「インクジェット表刷りのみ」「同裏刷りのみ」など。

このほか、デジタル印刷機「Xeikon3300」でプリントしたラベルを多数展示している。

KIT-CCと品川通信計装サービスは共同出展。
ロボットアームを使った立体物へのプリントを実演した。立体物へのプリントが可能になることで、ブランドオーナーでは容器へ出荷直前にプリントでき、在庫削減などで効果を発揮する。

また、銀ナノインクを使った製品では、手で触るとLEDが発行するなどの展示もあった。

このほか、クマモンを使ったグッズを紙で制作する「紙和SIWA」ブランドの商品へ、マスターマインドのプリンタでプリントした事例を展示。
これらのには花王のインクが使用されている。

セイコーエプソンは、自社の「プレシジョンコアヘッド」などを使った製品を多数出品している。
「立体物表面印刷機」は、ロボットアームを活用したプリント装置。時計で培った精密なアームと、小型のヘッドで狭いな¥場所でもプリントが可能。

「R&D用インクジェット装置」「R&D用インクジェット飛翔観察機」は、インクジェットヘッドの実験装置。最適な吐出などに関してのデータを取得できる。

西村製作所は自社のスリッターとともに、安川電機で開発した「製品取り出しロボット」を展示している。スリッターはスリット幅を入力や記録データにより自動調整できダウンタイムを抑制する。また、ロボットはスリットし、リワインドした製品をセンサーで感知し、自動で取り出す。

 

 

リンテックは、自社の粘着素材を使用したさまざまな機能性ラベルを展示している。
「セキュリティラベル」は、剥がした部分の文字が浮き上がるVOIDタイプだが、従来品と異なり、のり残りせず、高級化粧品などパッケージを汚したくない商品で使用しやすい。
また、GHSラベルでは海水に強いタイプを展示している。

コニカミノルタの「ヒカルカミ」は、紙のように曲げられる有機EL。R45までの曲面を作れるので、飲料のラベルとしても使用できる。
また、NFCと組み合わせて発光させることや、無線給電にも対応する。

 

 

「コンバーティングテクノロジー総合展2020」
https://www.convertechexpo.com/

フロアマップ
https://www.nanotechexpo.jp/pdf/floormap_2020.pdf#page=2

 

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