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サトーのRFID独自技術 豪州・医療用保冷システム最大手AGRで採用

【2015年9月6日】医療分野向け自動認識ソリューションを提供するサトーヘルスケアのRFID技術が、オーストラリアの医療用保冷システムメーカー最大手Arrowsmith & Grant Refrigeration Pty Ltd(AGR)が販売する血液保冷庫に採用された。

採用されたPJM(Phase Jitter Modulation) RFIDは、通常のICタグの10分の1の時間で読み取り可能な上、積層状態でも600個のタグを1秒で読み取れる。これは現在販売されているRFIDの中でも、世界最速の通信速度で、読み取りの信頼性も高い。

サトーグループのSATO Vicinity社が同技術を発明したMagellan Technology社から、2013年12月に事業を譲り受け研究開発を続けており、サトーヘルスケアをはじめとしたグループ会社がこれを販売している。

AGR社は、1990年にオーストラリアのメルボルンで設立され、主に医療用の保冷システムを開発・製造している。
AGR社 Managing Director Neale Arrowsmith氏
「医療に関わる当社の製品に一切の技術的妥協は許されません。サトーグループのPJM RFID技術は当社の厳しい技術的要求事項をすべて満たしており、また、サトーグループは当社の長期的なビジョンに沿った開発ロードマップを遂行するに十分な実力を備えたパートナーであると評価しています」

サトーヘルスケア社長  小沼宏行
「オーストラリアで最も信頼されている医療用冷蔵庫メーカーであるAGR社に、RFID技術パートナーとして弊社を選んでいただけ、誠に光栄です。弊社のPJM技術は、AGR社に、オーストラリアに限らず、世界の医療シーンで、他と比較することのできない競争力と、新たな顧客価値をもたらすものと自負しております」

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