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DNPデジタルコムと岩手県立大学 屋内で高精度な位置測定可能なソフトウェア開発キットを共同開発 避難のほか販促に活用も

【2015年9月28日】大日本印刷子会社のDNPデジタルコムはこのほど、岩手県立大学と共同で、屋内などで正確に位置情報を測定するSDK(Software Development Kit)と呼ばれるスマートフォンアプリ組み込み用のソフトウェア開発キットの販売を開始した。

このシステムはBLE(Bluetooth Low Energy)Beaconというビーコン(発信機)を利用したもので、アプリ利用者の現在地を非常に正確に特定できる。

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これまでGPSなどでは屋内での位置特定は難しかった。また、ビーコンによる測定でも電波の揺らぎにより、正確な位置が特定できなかった。
SDKでは、受信可能な範囲にある複数のBLEビーコンからの電波強度の変化を計測し、アプリ利用者が歩いている方向を自動で判定する。このため、進んでいる方向の判定ができ、これまでビーコンが苦手だった吹き抜けのある空間や入り組んだ構造物の中でも正確な位置判定が可能だ。

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また、ビーコンの設置時にはこれまで、電波状況を確認しなければならなかったが、同システムではその必要がなく、初期負担も大幅に軽減される。
測位SDKライセンス費 は1ナビゲーションあたり年間50万円(税別)。

すでに駅などの公共交通施設向けナビゲーションアプリでの採用が決定しており、このほか大型ショッピングセンターなどの複合施設への提供を目指し、2016年度に年間3億円の売上を目指す。

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