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ローランドDG 7月に低溶剤インクジェットプリンタの新ブランド「TrueVIS」を立ち上げ 2機種をリリース

【2016年3月15日】業務用インクジェットプリンタ(IJP)を製造・販売するローランド ディー.ジー.は今年7月、低溶剤インクジェットプリンタの新ブランド「TrueVIS(トゥルービズ)」を立ち上げることを発表した。
新ブランドの「TrueVIS」は、屋内外用の広告看板やポスター、表示物などを製作するサイン・グラフィックス市場向け。出力品質や速度にかかわる、プリンターコアの技術を見直し、業界新標準といえる機構を備えるという。

7月の立ち上げと同時に世界同時リリースされるのは、プリント&カット機の新製品「VG-640」と「VG-540」の2機種。
「VG-640」は最大用紙幅64インチ(1,625mm)に対応、「VG-540」は同54インチ(1,371mm)に対応する。 VG_series_jpg

「VG-640」「VG-540」には新開発のプリントヘッド「Roland DG FlexFire (ローランドディージー・フレックスファイア)」4基を搭載。3サイズのインク滴を正確に着弾させる精密なヘッドコントロールにより、これまでにない高精細な表現や、ムラのない均一なベタ表現を可能にしている。
従来モデルに比べヘッド幅を約25%拡大、インクの連射性能を向上させることで、CMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)4色を2セット使うインクタイプでも、高品質印刷モードで10.6㎡/h、最高速度で34.8㎡/hという高い出力速度を達成した。

インクも新型ヘッドに最適化した低溶剤インク「TrueVIS INK」を新開発。広色域・高発色で、サイン・グラフィックスに求められる鮮やかな印刷表現を実現する。CMYKの4色に加え、ライトシアン(Lc)、ライトマゼンタ(Lm)、ライトブラック(Lk)、ホワイト(WH)を用意し、滑らかなグラデーション表現やホワイトによる透明素材への下地印刷などで高精彩な印刷を可能にする。

カッティング機構は、複雑な形状はもちろん、最大カット圧500gfのスペックで厚手のシートもスムーズにカット可能。オリジナルステッカーやラベル、シールの制作に活用できる。出力用ソフトウェアは、新エンジンを搭載した「Roland VersaWorks Dual(ローランド・バーサワークス・デュアル)」を標準装備した。
価格はVG-640が2,880,000円(税別)、VG-540が2,480,000円(税別)。

ローランドDGでは発売後1年間で2,000台の販売を目指す(国内・海外の合計台数)。

問い合わせはローランド ディー.ジー.コールセンター(☎0120-808-232)または(rdg-info@rolanddg.co.jp)まで。

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